友人への告白
Telling Friends (From Human Rights Campaign)
2005.05.30
友人にカミングアウトをする際、周囲にGLBTの知り合いがいれば心強いものです。彼らはあなたを支え、これを読んでみたら、と本を貸してくれたり、アドバイスしてくれたりするでしょう。でも異性愛者の友人の中にも、信頼できる味方になってくれる人はきっといるはずです。あなたという人間の、言わば核の部分を告白するのですから、その相手は慎重に選びましょう。
コメディアンのスザンヌ・ウェステンホーファーは、カミングアウトの後一番苦労したのは友人たちとの接し方だった、と言います。大学時代にカミングアウトをしたスザンヌや彼女の友人たちは、他の生徒の心無い中傷の嵐にさらされました。「あたし達はあからさまに嫌われたわ。憎しみに満ちた、ひどい言葉を投げつけられたものよ。それがきっかけで、友だちとの間にも溝ができてしまったの」 結局、スザンヌは何人かの友人を失うことになりました。「そのとき、彼女たちは周りに白い目で見られてまであたしと友だちでいたくないんだ、って思ったわ。自分を納得させるのも、彼女たちに『あんたは味方じゃなかったのね』って言うのも、ほんとにつらくて、大変なことだった」
多くの GLBTの人が言うのは、「この人は何があっても味方のはず」 と思っていた友人ほどあっさりと彼らに背を向け、思ってもみなかった人が力強い支えになってくれたということです。カミングアウトは「友情」という言葉の本当の意味を知る、貴重な体験と言えるでしょう。「カミングアウトで一番大変なのは最初の 5 分なの。それを乗り越えれば何とかなるものよ」 とスザンヌは言います。
カミングアウトの必要性を実感している彼女は、ステージでのパフォーマンスの後、周囲にカミングアウトをするように観客に呼びかけています。
「カミングアウトは本当に意義のあることよ。人の心も時とともに変化すべきだし、そのためには GLBT の人と直接知り合うことが一番なの。そうすればみんな彼らを理解して、これまでとは違う態度を取るようになると思うわ」
そう、 GLBTの人々に対する態度は、ときには両極端に変化します。トレーシー・ヤングがそうでした。アメリカを代表する DJ 兼ミキサーの彼女は、高校生の頃親友ふたりに「私たちつき合ってるの」 とカミングアウトされ、嫌悪感でいっぱいになりました。「マジでぞっとしたわ。で、母親にそのことを話したのよ」 すると母親は「ふたりとも別に変じゃないわ」 とトレーシーに言い聞かせたそうです。「あなた達は友だちでしょ、なのになぜふたりに背を向けるの、って言われたのよ」 結局、トレーシーは彼女たちの味方になることに決めました。そして後には、彼女自身も女性と恋に落ちることになったのです。
※LGBT:レズビアン・ゲイ・バイ・トランズセクシャルの総称 (翻訳・masae)
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