プレスリリース
レズビアン、バイセクシュアル女性、トランスジェンダーの人々の暴力の経験が明らかに
2014/12/02 06:22
LBTの人たちは、性的指向、性別自認、性別表現を理由に、生活のさまざまな場面で日常的に暴力を経験している。50人の当事者のうち、31名(62%)が心理的暴力、14名(28%)が身体的暴力、28名(56%)が性的暴力を経験、暴力に遭った結果として自殺を考えるようになった人は過半数にのぼる。専門家への支援は偏見や無理解の恐れから避けがちで、つながったとして配慮ある支援を受けられるとは限らない―。
ゲイジャパンニュースでは、NGO「インターナショナル・ゲイ・アンド・
レズビアン・ヒューマン・ライツ・コミッション」とマレーシア、スリランカ、
フィリピン、パキスタンのグループと共同で、2010年11月から12年3月にかけて、東北、関東、中部、関西、中国、九州の6地域で、22〜58歳のLBT50名(トランスジェンダー21名、レズビアン14名、バイ・パンセクシュアル10名、その他5名)を対象に、インタビューを実施し、その結果を『レズビアン、バイセクシュアル女性、トランスジェンダーの人々からみた暴力―性的指向・性別自認・性別表現を理由とした暴力の経験に関する50人のLBTへのインタビューから』にまとめました。
ゲイジャパンニュースでは、LBTに対する暴力の存在や傾向、その背景を知ってもらうとともに、国内外のセクシュアルマイノリティ団体と連携しながら、調査をいかして性的指向・性別自認・性別表現を理由とした暴力や差別からの保護のための施策をまとめ、社会に提言していく予定です。
ブックレット『レズビアン、バイセクシュアル女性、トランスジェンダーの人々からみた暴力―性的指向・性別自認・性別表現を理由とした暴力の経験に関する50人のLBTへのインタビューから』は、こちら からダウンロードいただけます。
※ファイルを開くには、パスワードが必要です。お手数ですが、件名を「LBTパスワード希望」として下記へご連絡の上、パスワードをご請求ください。
[メール]info@gayjapannews.com
2014年11月21日、「女性に対する暴力をなくす運動」(11月12〜25日)にあわせて、本報告に関する記者向け学習会を開催しました。
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プレス資料:周知用ポストカード |