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イスラエルで同性愛者の学生4人に1人が暴行を経験
2005/06/03 06:05
(エルサレム)火曜日にイスラエルの立法府に提出された報告書によって、2004年に同性愛者であることを理由に肉体的な暴行を受けた。
イスラエル人学生の割合が、4分の1にのぼることが明らかになった。
この報告書はテル・アビブ大学とエズレルヴァリー大学の共同調査をまとめたもので、クネセト(イスラエル議会)の教育委員会に提出された。
肉体的な暴行に加えて、言葉による嫌がらせも多く、調査対象となった者の64%がこれを経験していた。さらにこうした言語的な中傷に関しては、しばしば教師が関与することもあったと回答された。
また半数近くが、教師や保護者は往々にして反同性愛者的な感情を示すことがあったと答えた。 一方で、教師と性に関して話し合うことで気持ちが楽になったと答えた学生は約4分の1にとどまった。
この調査は LGBT (セクシュアルマイノリティ)の若者を支援する‘プラウドユース'という団体が計画したもので、理事のヤニブ・ワイツマン氏はイスラエルの教育制度が同性愛者に対する寛容さという面で非常に遅れていることを指摘した。
この団体は、同性愛者の生徒にとってより安全な学校生活を確保するように政府に訴えている。 |