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スイス、シビルユニオンを認める
2005/06/08 18:25
(ジュネーブ) 今月5日、スイスの有権者は同性愛者パートナーシップ法であるシビルユニオン法を賛成多数で認める結果となった。
スイス国会は昨年、シビルユニオンの登記に関する法を整備、主に相続権や税金に関しての権利を認めていた。
しかし、これに反対する保守政党フェドラル・デモクラティク・ユニオン ( FDU )は同性愛カップルに一般的な結婚の権利を与えることの是非を問うために、国民投票に必要な署名を集めていた。
ローマカソリック教会は有権者に、シビルユニオン法の否決を呼びかけていた。しかしプロテスタント教会はこの政府の制度を支持していた。
スイスのシビルユニオンに賛成する運動家たちはパートナーシップの権利を支持するため、全国規模で「 Yes To Partnership (パートナーシップに賛成)」キャンペーンを展開。
この結果、5日に行われた国民投票は、シビルユニオン法の賛成が60%に及んだ。
この国民投票は、有権者が同性愛者が政府からの法的な保護を受けるべきかどうかを問う、ヨーロッパで初めてのものとなった。
ヨーロッパの他の国では、どのようにゲイ・レズビアンの関係を位置づけるか政府により違いがある。
オランダとベルギーでは同性愛結婚は既に合法化されている。また、多くのヨーロッパ諸国では、同性カップルに様々な形態の内縁関係に関する法律がある。
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