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登別マリンパークニクス同性愛ペンギンへの対応
2005/06/16 05:41
ゲイジャパンニュースでは、新聞各紙が伝えた(当サイト掲載日6/8)「同性カップルペンギン引離し」について、登別マリンパークニクスにメールで取材を行った。
ゲイジャパンニュースが水族館におこなった質問は次の2つ。@新聞各紙の報道内容に誤りがないか?
A同性愛ペンギンの今後の対応について。
その結果、6月15日に登別マリンパークニクス松島光廣水族館長より以下の回答を得られた。
--キングペンギンの繁殖について--
キングペンギンは生涯ペアを組む鳥では有りません。繁殖期になると毎年、毎年新たにペアを構成し、産卵育雛します。産卵しなかったペアは、繁殖期をすぎると自然にペアを解消します。
一昨年、昨年と同性ペアが発生しましたが、マリンパークではペアを引き離してはいません。その結果として、昨年、繁殖した雛は1羽でした。
今年は、ペアになったペンギンを無理やり引き離したのではなく、ペアになる前に、繁殖出来るペア構成の可能性の高い群にしてペア構成期の飼育を行いました。その結果、2組の雌雄ペアが構成され、2組とも産卵し抱卵に入っています。
水族館は、貴重な生物を適正に繁殖させていくことも、重要な使命の1つとしています。
出来上がったペアを無理やり引き離しても、新たに産卵育雛できるペアが再構成される確率はとても低いと理解していますし、当然ながら、生き物の尊厳から好ましいことではないと理解しています。
また、無理やりオスメスにしたからといって、ペアが構成されるわけでもありません。
今年は繁殖出来るペア構成の可能性の高い群にして飼育を行った結果として、2組がペアを構成して産卵し抱卵に入っていることをお知らせいたします。
また一方では今年もオス同士のペアができており、例年通りそのまま飼育・展示をしております。
私たちは、生き物たち性有るものの尊厳は、しっかりと守っていると確信しています。
登別マリンパークニクス
水族館長 松島光廣
回答内容には、新聞各紙の誤報との内容が含まれていたが、館長の各紙に対する配慮により掲載を控えた。(ミクシィ内で前文掲載)
また、ゲイジャパンニュースでは、登別マリンパークニクス館長の回答を受け、抗議メール活動の中止を決定した。 |