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ワルシャワ同性愛者はデモ行為を決行
2005/06/18 16:10
(ポーランド/ワルシャワ) 2500人を超える人々がワルシャワ市長の命令を無視し、土曜日にポーランドの首都でデモ行進を行った。
何百人の警察官が待機して暴動を防ごうと試みたが、警察官たちはデモ行進を止めようとはせず、デモに参加した警察官の姿もみたれた。
右翼メンバーの何人かはデモ行進を止めようとバリケードに突っ込んだが、警察によって歩道の端へ引きずられた。
また、多くの若者はデモ参加者が議会ビルに到着するのを待ちうけ、デモ参加者へ卵を投げつけた。警察は、その取締まりをしたが、その膨大な数に圧倒されていた。
深刻なけが人はいなかったが、右翼側、デモ参加者側から多くの逮捕者がでる結果となり、後にすべての人が釈放されたと発表されている。
デモ参加者は「万人の為の正義」を唱え行進した。その多くは同性愛者ではなかった。
「私は同性愛者ではありませんが、同性愛者の人々を応援します。彼らが望むものを主張する権利があります。」と、ある男性がポーランドラジオに話した。
議会ビル前での集会では、副首相 Izabela Jaruga-Nowacka の代理としてTomasz Naleczが参加をしていた。
「ポーランド憲法と市民権に違反する市長の決定に、抗議を示すために私はここにいます。そして、寛大なポーランドの伝統に対する敬意を示すことが必要です。」と、 Nalecz は大きな歓声へ応えた。
先月、 iワルショワ市長は、デモ行進を開催することを禁止した。
「寛大ではあるが、同性愛者のオリエンテーションを広めることは反対だ」ポーランド大統領職を視野に入れている超保守的なワルショワ市長は言う。
第二次世界大戦中のポーランド反ナチの地下軍隊リーダーであった Gen Stefan Rowecki の記念碑の除幕と同じ日にデモを行うことは望ましくない。
プライドを禁止したワルショワ市長は、同性愛者権利団体とデモ行進に反対する人々との衝突を恐れたと話していた。
先週、国際レズビアン&ゲイ組織団体はポーランド政府がデモ行進を許諾するようヨーロッパ連合へ促した。
デモ行進についてワルショワ市長は、デモ行進を止めるための武力行使はせず、 デモ行進を止めようとした人々を逮捕すると発表した。
「警察はゲイ&レズビアン団体によって行われた非合法デモを保護し、他の不法行為を行う人々について取締まりを実施した。」と、ワルショワ市長は声明を発表した。 |