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ナイキ、オレゴン州でのシビルユニオン法案を支援
2005/07/06 01:19
(オレゴン / セーレム)オレゴンに本社を置くナイキは、オレゴン州における LGBT( レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー ) 公民権二法案、シビルユニオン(異性間の結婚とほぼ同等の法的権利を認める法律)及び、反差別法の設立をサポートすることを表明。
ナイキは議会への声明の中で、両法案を可決するよう議員に訴えた。
「ナイキは多様性と一体性を重視しており、従業員の性的志向や婚姻状態に関係なく平等な待遇に配慮している。」とグローバルヒューマンリソース部門副社長、ウェス・コレマン氏署名の書簡は述べている。
「 SB1000 (同性カップルのシビルユニオン設立と、州全域における性的志向及び性別によるいかなる差別も禁止する包括的法案)における非差別条項は、ナイキの会社方針と慣習、連邦及び州レベルにおける同様な立法をサポートするナイキの姿勢と一貫している。多くのオレゴン市民の基本的権利を拡大させるという点において、我々は、 SB1000 におけるこの被差別条項を強く支持する。」
「ナイキの格言の一つに、“正しい事を行おう”というのがある。これは我々従業員に、我々の中に存在する相違点を探すのではなく、我々の生活を良くする事に目を向けようとするものである。これらの法案可決によって、多くの我々従業員の生活が向上するであろう。」書簡の中でコレマン氏は述べている。
州知事テッド・クロンガスキー氏に支持されたこれらの法案は、法案審議過程を通過しており、次に上院本会議で決議され、上院では可決されると予測されている。しかしながら下院においては、きびしい議論が予想される。
ナイキのこうした活動は、州最大の LGBT 公民権活動グループ、ベイシック・ライツ・オレゴンから賞を受けている。「ナイキが単にオレゴンにおけるビシネスを推進するためだけにではなく、家族、平等、威厳 そして尊敬といった価値観において倫理的責任に真剣に取り組んでいることを高く評価する。」と団体は声明のなかで述べている。 |