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多くのナイジェリアの同性愛者が死刑に直面
2005/07/24 16:40
(ラゴス)ナイジェリアの同性愛者に対する投石による死刑宣告に国連が正式に非難して1週間もたたない間に、 新たに 二人の同性愛者が同じく投石による死刑宣告に直面している。
地元の報道によるとユスフ・カビル(40)とウスマン・サニ(18)の二人は男色の疑いで告訴されている。水曜の朝、二人は北部の都市カスティナのイスラム教法廷に出廷した。
警察によると彼らは6月16日に公衆トイレでセックスをしている最中に逮捕され、初公判となったが、検察官らは1人の証人も法廷に出廷させることができなかった。
西側諸国ではたいていの場合、証人がいないというケースでは棄却されるにも関わらす、犯罪を立証する証拠を見つけるため、訴訟を8月3日まで継続するとした。その間、二人は収監されることになる。
2000年から12のナイジェリア北部の州はイスラム教典を法廷で採用してきた。イスラム法下では同性間の性交渉は死刑に値するとされている。
プレス紙によると12人以上の人々が投石による死刑判決を受けたが、今のところ執行されてはいない。
先週、国連の専制的処刑制度特別担当官フィリップ・アルストンは50歳の男性の死刑宣告を早急に見直すよう呼びかけた。
アルストンはナイジェリア刑務所の視察の際、その男性を偶然見つけた。その男性はアルストンに隣人との会話を男色行為として告発され、イスラム法廷の短期間の審議で、証拠不十分により無罪を宣告されたと語った。
しかしアルストンの報告によると、判事は彼にほかの男性と性交渉を持ったことはないか尋ね、その男性があると答えると、死刑を宣告したという。 |