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性転換手術を受けた女性、違法シリコン注入後に死亡
2005/08/03 15:37
(サンディエゴ、カリフォルニア州)性転換を受けた女性が先月、違法シリコン注入後に様態が悪化し、水曜日に病院で死亡した。
警察によるとパトリシオ・ゴンザレス氏(45)は自宅から離れたアパートの一室にて、胸にシリコンを注入した際、呼吸困難を起こし、6月19日に病院に運ばれたが、まもなく死亡と診断された。
ゴンザレス氏は男性として生まれたが、自分を女性として認識していた。
警察当局の調べでは、ゴンザレス氏は代金を支払って、胸を大きくさせるシリコンの注入を受けるトランスジェンダーグループ5人のうち1人であった。また、彼女ともう1人の別の女性が運ばれた。
当局によれば、南カリフォルニア州域にわたって無免許で医療業務をしているロサンゼルス郊外出身のサミア・アンジェリカ・ゴンザレス(39)を違法業務の疑いで捜索している。
サンディエゴ警察のケビン・ルーニー氏は「容疑者は2人の患者にシリコンを注入した際に様態が悪化し、その場から立ち去った。」と言う。
注入時に頻繁に利用されていたシリコンは、プラスティック整形手術で医療目的に使われるものとは違い、多くのものは日用雑貨などで購入されたものだった。
警察側はゴンザレス氏が同じ週末にサンディエゴの他のグループの集まりで多数の患者にシリコン注入をしている疑いが強いとしてみている。 アメリカではマサチューセッツ州のみが、同性結婚を認めており、バーモント州とコネチカット州は同性間シビルユニオンを承認している。
2003年にカナダのオンタリオ州と、ブリティシュ・コロンビア州において同性結婚が認められて以来、何百もの外国人が民事婚を求めてカナダに来ているが、多数の国や州がこの結婚を認めているわけではない。
アメリカ合衆国政府は同性間の結婚を認めておらず、ほとんどの州ではどこで結婚したかに関わらず、ゲイあるいはレズビアンカップルからの結婚証明書の承認を否定している。 |