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尾辻かな子大阪府議が同性愛者であることを告白
2005/08/13 05:13
大阪府議会の尾辻かな子府議(30)が、東京都内で13日にある「東京レズビアン&ゲイパレード」に参加し、自らも同性愛者であることをカミングアウトすることが分かった。近く、自伝も出版する。
現職の議員が同性愛者であることを公表するのは極めて異例。尾辻府議は「差別や偏見のため、当事者は声を上げてこなかった。当事者が目に見える存在になることで、問題を浮き彫りにし、差別・偏見の悪循環を断ちたい」と話している。
自伝のタイトルは「カミングアウト 自分らしさを見つける旅」(講談社)。同書の中で、「カミングアウトは、私が社会のためにできることの中で、きっと一番、多くの人を勇気づけることができると信じている。(中略)一人一人が、もっと自分らしく生きることができる社会をつくりたい」としている。
尾辻府議は現在1期目。無所属議員で作る会派「主権おおさか」に所属している。(朝日新聞) |