ニュース
映画「メゾン・ド・ヒミコ」が今月27日から公開
2005/08/26 00:51
オダギリジョー、柴咲コウ、
田中泯が主演する「メゾン・ド・ヒミコ」が8月27日から全国で公開される。
[ストーリー]
沙織(柴咲コウ)の父親・照雄(=卑弥呼、田中泯)は、ある日、母と幼い沙織を捨ててゲイの道に走った。以来、彼女は父親を憎み続けてきた。
ある雨の日、彼女が働く塗装会社に春彦(オダギリジョー)というすらりとした若い男が訪ねてくる。彼は、父親の恋人だった。
照雄は、銀座でゲイバー「卑弥呼」を営んでいたが、今は神奈川県大浦海岸の近くでゲイのための老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」を創設し、館長を務めている。
春彦は、ヒミコが癌に侵され。余命いくばくもない状況であることを告げにきたのだ。お金を出すから、老人ホームを手伝ってほしいと頼む春彦。ある事情から借金を抱え、夜もコンビニでバイトしている沙織にとって、春彦が提示した破格の日給と遺産の話は魅力的だった。
沙織は老人ホームを手伝いにいくことを決意した。再会は最悪だった。卑弥呼は突然の娘の訪問に戸惑い、沙織は父親の存在だけでなく、そのホームに暮らす老人たちにも嫌悪感を覚えた。
だが、日曜ごとに老人ホームに赴くうちに、老醜と言われようともきれいでいたいと願う心優しい山崎(青山吉良)や、家族と離れて暮らしながらも孫の顔が見たいルビィ(歌澤寅右衛門)など、この老人ホームで暮らす人々の優しさと深い孤独を垣間見る。
沙織は少しずつ、彼らに心を開いていく。
そんな時、卑弥呼が大量に血を吐いた。愛する人を失う不安と悲しみに嗚咽する春彦。沙織はゲイを嫌いながらも、春彦に惹かれていく―。愛し合えるはずのない男と女、理解し合えるはずのない父と娘―。だが、いつしか彼らの間に、優しい、いとおしい、微妙な関係が生まれはじめていた。
>>「メゾン・ド・ヒミコ」ホームページ
|