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メキシコの同性愛者活動家が刺され死亡
2005/08/26 04:18
国際的に活動を続ける人権保護団体は、メキシコ人の同性愛者活動家オクタビオ・アクーナ氏が、体に数カ所刺されたところを発見され、その後死亡した問題について警告を促している。
アクーナ氏は健康問題、性意識を訴え、彼の活動拠点であるケレタロ市では有名な存在であった。また彼は市にあるコンドームショップを訪れ、レズビアンやゲイの人々にもっと権利があると主張していた。
アムネスティ・インターナショナル社によると、アクーナ氏は以前にも暴力に巻き込まれたことがあったという。彼の経営する店は破壊、強盗にも受け、地元の人権保護団体はこれ以上彼や、彼のパートナー、活動に対する保護を施せなかったという。
事件当日、アクーナ氏の店に強盗が押し入り、その後、血を流しているのを発見された。人権保護団体によれば、店からは何も取らなかったことから、殺人犯が強盗目的ではなく、同性愛恐怖症(ホモフォビア)からあらかじめ計画し、犯行に及んだものとして見ている。
AP通信によると、もう一人の活動家も事件の翌日辺りに殴られ、暴行を受けていたことが分かった。当事者のアル氏は活動に対して反ゲイグループが「感情の犯罪」として、ゲイコミュニティーのメンバーへの非難が絶えなかった。
アムネスティ・インターナショナル社は、文書にてメキシコの各機関にアクーナ氏のパートナーや他の活動家を早急なる保護と、殺人事件の立証を呼びかけている。 |