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オンライン調査、ゲイの消費者間で最も好感度の高いブランド決まる
2005/09/03 23:16
(ニューヨーク)ゲイ・レズビアン消費者調査の結果では、トヨタ、デル・コンピュータ、アメリカン航空がゲイ・レズビアンの消費者の間で最も好感度が高いブランドに輝いた。
調査では8000人以上が参加し、同性愛者の人口統計、ライフスタイル、メディアパターンが研究され、対象業種は旅行、車、メディア、コンピューターが主な調査の焦点としている。
調査のパートナー企業であるオプスコム・グループの社長ジェフ・ガーバー氏によると、ゲイやレズビアンの消費者は買い物をする際、特に品質を綿密に調べる傾向にあるという。
「高品質として知られているブランドはゲイやレズビアンの購買層にとりわけ好まれる。特にゲイの消費者の間ではデル社のコンピューターやトヨタ社の自動車は価値のあるもの、優れたものとして好かれている。」と述べた。
メディア・放送業界では、HBOやShowtimeといったケーブルテレビネットワークが上位を占め、それらと平行してゲイのテーマを扱った番組を提供している他のケーブルテレビネットワークが挙がった。またアメリカで大人気のゲイが主人公のホームドラマ、Will & Graceの功をなしてか、ローカル放送局大手のNBCがトップにランクインした。
「同性愛を扱った番組がゲイ・レズビアンにとって重要であることは驚くまでもないが、面白いことにいくつかのテレビ媒体のアクセスにプレミアムサービス(有料)が必要なことだ。ゲイの市場は有料のケーブルテレビ放送を視聴者としてターゲットをおくニーチェマーケット(従来の製品・サービスでは満たされなかった潜在需要に対応する市場、または市場は小さいが収益可能性が高い市場)の一つであり、ビジネス面において理想的な人口形態である。」
調査によれば、ゲイやレズビアンの消費者は旅行好きである傾向が高く、行き先としてニューヨークとサンフランシスコが上位に挙がった。海外旅行ではロシアとカナダが人気のスポットであるという。
今回2005年の調査はオプスコム・グループ(OpusComm Group)とシラキュース大学(S.I. Newhouse School of Public Communications at Syracuse University)がパートナーシップを結び実施された。 |