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有名ラッパーKanye Westがヒップホップで同性愛嫌悪を批判
2005/09/08 07:52
ラッパーのキャニエ・ウェスト(27)は、ゲイはヒップホップの世界では相反するものであったが、もうそれは止めるべきだとMTV特番インタビュー語った。
8月26日発売の彼の最新アルバム"Late Registration" 中の一曲である"Hey Mama"ではヒップホップと同性愛について表現している。ウェスト氏は自分が若い頃、周りの人々から"mama's boy =お母さんっ子、マザコン"と呼ばれていたという。そう言われて以来、自分を同性愛嫌悪的(ホモフォビック)にさせ、自分自身の心に問いかけていた。 ウェスト氏は彼の従弟の一人がゲイだと知った際、自分の考え方が変わったという。「それは俺にとって分岐点のようなものだった。こいつは俺の従弟だぜ。従弟として愛しているけど、俺はこれまでゲイを差別してきたんだ。」ウェスト氏は「ヒップホップは常に障壁を打ち砕き、感じた心を素直に表現する手段だったが、ヒップホップ界ではありとあらゆる者たちがゲイの人々を批判・差別してきた。」また彼は自身のスラングである"the opposite, the exact opposite word of hip-hop =正反対、ヒップホップという言葉から全くかけ離れた正反対のもの"を挙げた。ウェスト氏のメッセージ:「ヒップホップだけじゃなくて、アメリカさえ彼等を差別している。俺はTVに出て、他のラッパーや友達にこう言ってやるんだ。お前ら、止めろってね。」
キャニエ・ウェストのデビューアルバム"The College Dropout"はグラミー賞のラップ部門で受賞し、待望のセカンドアルバムは8月26日にRoc-A-Fellaレーベルからリリースされている。
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