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映画「ハードコア・デイズ」、「シュガー」が今月10日からシネ・ラ・セットで公開
2005/09/15 13:40
「ブギーナイツ」で描かれなかったゲイポルノ業界の残酷な物語を再現した作品「ハードコア・デイズ」と男娼との切ない恋愛ストーリーを描いた作品「シュガー」の2作品が今月9月10日〜10月7日間シネ・ラ・セットで同時公開された。
[ストーリー]
■ハードコア・デイズ
映画界で働く事を夢見るショーンは、間違えて借りたゲイビデオ出演していたカリスマ・ポルノスター、ジョニーに心奪われ、ポルノ業界に飛び込んだ。カメラマン兼Fluffer(勃たせ屋)として働くうちにジョニーと親しくなるが、彼はストレートで、バビロンという妊娠中の恋人がいた。叶わぬ恋と知りながら、ジョニーへの想いを募らせるショーン。しかし、ジョニーのドラッグと酒はエスカレートし、バビロンとの生活に破綻をきたし、仕事もクビになる。そして、取り返しのつかない事件が起こる…。
映画業界で働く事を夢見るピュアな青年、金のためにゲイ・ポルノ・スターになった男、ただ恋人の愛を求めるストリッパー。それぞれが満たされない思いを抱えたまま、虚構の世界を日々紡ぎだす。ポルノ・スター、ジョニーを演じるスコット・ガーニィは『ベイウォッチ』をはじめ、『ビバリーヒルズ青春白書』など多数のTVドラマに出演。本作は、セックス業界に生きる男と女の奇妙な三角関係から生まれた愛と葛藤の物語。そして、執着と服従、金とセクシャリティについての、ハリウッドからのメッセージである。
■シュガー
18歳の誕生日の夜、クリフは、スケボーとマリファナを携えダウンタウンへ向かう。そこで男娼のブッチを見かけ、彼に強く惹かれる。ブッチとともに過ごすストリートライフは、刺激的で驚きに溢れていた。しかし、そんな日々も長く続かない。やがてクリフはセックスとドラッグの危うい世界にのめり込んでゆく…。
『ノー・スキン・オフ・マイ・アス』『ハスラー・ホワイト』で旋風を巻き起こし、新作『The Paspberry Reich』の公開が待たれる鬼才ブルース・ラ・ブルース。彼が80年 代後半に発行した伝説の雑誌「JD's」で発表した短編小説をベースに、気鋭の舞台演出演出家ジョン・パーマーが監督・脚本を手掛けた。若く、魅力的で破滅的な主人公・ブッチを演じるのは人気テレビドラマ『ロズウェル/星の恋人たち』のブレンダン・フェア。初の汚れ役に挑戦し、アイドルから見事に脱皮。鬱屈したハスラーの揺れ動く心理を見事に表現した。
>>渋谷シネ・ラ・セット |