ニュース
9月18日札幌中心部でゲイ、レズビアンパレード開催へ
2005/09/15 18:45
札幌の中心部で毎年9月の第3日曜日に行われているゲイ、レズビアンら性的少数者の大パレード「レインボーマーチ」が、今年も9月18日(日)に実施される。
札幌で行われるのは今年で9回目。1996年以来、ほぼ毎年行われており、規模も年々拡大。前回は参加者が1,000人を超えるまでに膨らんだ。
ゲイやレズビアンの同性愛者、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスセクシュアル・トランスジェンダー(性同一性障害)といった性的少数者らが集まり、ド派手なパレードを通じて差別や偏見の撤廃と多様な価値観の認識を社会に訴えかける。
一行は大通公園西6丁目を午後1時にスタート。大通公園から西2丁目、南3条、駅前通りの4キロコースを約1時間かけて練り歩いた後、4丁目プラザ前で多様性の象徴、レインボーを模した6色の風船2,000個を空に放つパフォーマンスも行う。
パレード後に開かれるプライド集会には、前々回から参加している上田文雄札幌市長が参加。また今年は、高橋はるみ道知事からも応援メッセージが寄せられるなど、行政の理解も拡大している。
実行委員会では「セクシュアルマイノリティ(性的少数者)が置かれている厳しい状況を変え、セクシュアルマイノリティが生きやすい社会の実現を訴えていきたい」とイベントへの参加を呼びかけている。
性的少数者によるこうしたパレードは8月13日、東京でも3年ぶりに行われ、約3,500人が参加。多様性を認める社会への理解を呼びかけた。(BNN) |