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英・リバプール市がゲイの繁華街を構想中
2005/09/18 13:08
(イギリス・リバプール)「リバプールを活性化させるには、人々をわくわくさせるような同性愛社会をつくることが必要だ。」とリバプール議員のグループが発言。リバプール市中心部にゲイタウンを作る計画があることを明らかにした。
主要なゲイタウンであるマンチェスターは、キャナルストリート地域というヨーロッパで最も人気のある同性愛コミュニティをもち、市再興の先鋒となっている。
「同性愛者はお金を持ち、消費傾向が強い。マンチェスターの同性愛コミュニティは地域経済に大変貢献している」と議員らは述べる。マンチェスターのプライドパレードは世界中の同性愛者の旅行の目的になっている。
しかし同性愛コミュニティを持たないリバプールはプライドイベントを開催しておらず、イギリスの中でも最もゲイフレンドリーではない都市のひとつという評判を与えられている。
最近の同性愛者を受け入れている大学トップ10という調査でもリバプールはランク外であった。
「悲しいことだが、私が愛しているリバプールはいまだに偏見を持つ都市であり、同性愛を嫌悪する都市だと言わざるを得ない。」労働党のスティーブ・マンディはそう語った。
最初の一歩はゲイタウンになるエリアを探すことだとマンディ氏は認めている。そうすれば、魅力的な同性愛者たちがそこに移ってくるだろう。
ゲイタウン設立の構想は今週末の議会で議題にのぼった。
自由民主党のリーダー、スティーブ・ラドフォードはゲイであることを公表した最初のリバプール市議員だが、そのような地区が本当に必要なのかはということに関しては懐疑的だ。
「サザンプトン、ブリストル、ノッティンガムなどの都市がなぜ毎年プライドイベントを開催できているのか、そしてなぜリバプールが開催していないのかということを問う必要がある。」 と言う。 |