ニュース
イギリス パートナーシップ法施行への準備進む
2005/10/01 04:23
イギリス政府は、今年12月に施行されるシビル・ユニオン(パートナーシップ法)に関するあらゆる情報を同性カップルに伝えるため、宣伝活動を始めた。
この宣伝活動は、平等省副大臣メグ・マン氏によって発表された。メグ・マン氏は、パートナーシップ法に関する情報への周知活動が遅れているとの批判を受け、ウェストミンスターの登録局を訪れた。
パートナーシップ法の登録や、登録によってどのような利益を受けられるかについての手引き・情報は、15日木曜日に発表されている。
「パートナーシップ法は、同性カップルにも結婚した一般のカップルと同等に近い権利を与えるという点で、とても大きな変化だ。」とメグ・マン氏は声明の中で述べた上で、「20年も連れ添っている同性カップルを容認しないシステムを維持してきたことは、馬鹿げている。パートナーシップ法で、同性カップルがカップルとして認められることになり、本当に嬉しい。」とも話す。
パートナーシップ法は今年12月に施行され、同性カップルの‘パートナーシップ登録する'という意思が公式に認められるようになるのは12月5日から。
施行後、初めての結婚式は12月21日にイングランドとウェールズで、北アイルランドでは20日に行われる予定。スコットランドでの挙式については公式には12月21日に行われるが、手続き上のミスにより、実際は20日から行うことになっている。
ウェストミンスター・カウンシル主任のサイモン・ミルトン氏は、登録局でパートナーシップ法の宣伝活動に携わることができるのはとても嬉しいことだと話す。同氏によると、中央ロンドン行政では、すでに70組のカップルが登録に関する情報の問い合わせをしているという。
「ウェストミンスターは、結婚式を挙げるのにとても人気のある場所だ。パートナー登録をする場所としても、最もにぎわう場所にしたい。」と保守党員であるミルトン主任は語った。 |