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ウガンダ 同性結婚禁止法案が成立
2005/10/06 11:47
ウガンダ共和国大統領のヨウェリ・ムセベニは、同性同士の結婚を禁止する憲法改正法案に署名をした。これにより、ウガンダは世界で唯一、同性結婚禁止を憲法に定めた国となる。
ウガンダ議会では7月に、同法を賛成111、反対3で可決しており、大統領がその結果を受け、正式に承認をしたこととなる。(>>関連ニュース)
この法案は2006年にも制定される予定である。
今回の法案改正で、結婚は男女間でのみ合法となるだけではなく、同性間の結婚は違法(犯罪)であると憲法に明記されるため、同性結婚をしたものは処罰の対象となる。具体的な刑期については、後日、決まるとになっている。
この法案に対しては、同性愛者権利団体から国際的な非難を浴びている。
ウガンダでは、同性間における性行為は以前から違法であり、既に数百人のゲイ及びレズビアンが、同国から逃れている。彼らの多くはイギリスに避難したものの、多くの場合難民としての認定はされず、帰国を余儀なくされているという。 また、ヨウェリ・ムセベニ大統領は、同性結婚禁止法案の他に、大統領の任期制限を撤廃する憲法改正法案にも署名をしている。 |