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カナダ、米同性愛者の医師に移住を提案
2005/10/16 20:17
(トロント/オンタリオ)オンタリオの厚生大臣は、医療分野で働いているゲイ・レズビアンはカナダに移住することを検討するべきだと発言した。ジュージ・スミサーマンは、モントリオールでの“ゲイ・レズビアン医師会”年次総会に参加する代表団に、この事を伝えるべきだと、州に求めた。
この議会の参加者のほとんどはアメリカ人であり、基調講演の中で、自身ゲイであることを公表している閣僚は、アメリカでの生活に不満な医師たちは、そして特に結婚を望んでいる医師たちはカナダへの移住を考えるべきだと訴えた。
「あなた方の多くは、同性婚の問題において、ほんの少しの進歩しか期待できない、あるいは全く期待でいないアメリカで働いているのです。」とスミサーマンは呼びかけた。
「そしてあなた方の中には、実際は単に事態が後退しないようにと奮闘しているアメリカに住み、働いている方もおられるでしょう。そして日々その奮闘を続けているのです。そのことに対し私は、感謝・尊敬・そして尽きない敬服の念を抱いております。」
既に多くのゲイカップルがカナダで結婚しており、幸せにそして誇り高くこの国、あるいは世界中の他のカップル達と共存しております。彼らは愛し合う中、ただ社会が彼らの結婚を祝福することだけを求めてこの国にともにやってきたのです。」スミサーマンは続けた。
「カナダでは、性的志向に関係なく彼らの結婚を祝福します。そしてその事で私はこの国を非常に誇りに思っております。」
「唯一残る問題は、私の結婚のために、私と結婚してくれそうな誰かを私が説得しなければならないという事ですが、その事で政府に助けを求めるのは筋違いでしょう。」
“オンタリオ医師会“の最近の発表によると、州では資格を持つ医師、約2000人が不足しているとの事である。
医師の給与は州政府によって統制されているが、営業コストがアメリカと比べて非常に低いため、結果としてカナダの医師はアメリカの医師とほぼ同じ利益を得ていると、スミサーマンは述べている。
「我々は門戸を開いています。」スミサーマンは宣言した。
「カナダでは、国家としての価値観が医療における価値観を定めています。」彼は述べた。
「我々の法律の下では、全ての市民が絶対的な基本的価値としての平等を有しています。故に我々の公営医療システムは、その同じ価値を尊重し、反映しております。」
「我々の医療システムは国全域にわたっております。そしてこの国の多くの人達は、それを単なる概念ではなく、信条として受け止めております。全ての人が最先端の医療を受ける権利があるという信条として。」
演説後多くの医師・看護婦がスミサーマンのところにやってきて、移民法や移民の為の実際的な必要条件について質問していた。 |