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レズビアンとして有名な米副大統領の娘をAOLが雇用
2005/10/27 14:48
AOL広報担当者は、タイム・ワーナー傘下のアメリカ・オンラインがチェイニー副大統領の娘であり、レズビアンのマリー・チェイニーを雇い入れたことを発表した。
AOL報道担当のニコラス・ゴーラムによると、マリー・チェイニー氏は、アメリカ・オンライン副会長で、ウェブベースのプログラミングや製品を通してAOLのインターネットユーザーを増加させる部門を率いるTed Leonsisと緊密に連携して仕事をするという。
「長年、公共政策や広報業務などのさまざまな事業に携わってきたマリーは、アメリカ・オンラインに計り知れないほどの才能とスキルそして見識をもたらすだろう。またマリーは、マーケティングやオンライン業界一般、またオンライン市場についても幅広い知識を持っている」とAOLに迎え入れた理由を聞かれた広報担当者は答えた。
マリー・チェイニー氏は、最近は副大統領である父親の側近として働いていた。有名な同性愛者として知られている彼女は以前、ビールメーカーCoors Brewingで、同社と同性愛者コミュニティを取り持つパイプ役を務めていた。当時、Coorsは同性愛者の権利を批判した人達に寄付をしたとして批判されていた。
マリー・チェイニー氏に世間の注目が集まらないように努力したにもかかわらず、2004年の大統領選では、何度かの公開討論会で同性愛者の権利について話題が及んだとき、彼女が同性愛者であることが取り沙汰された。チェイニー副大統領は、この問題に関し、深入りしようとしなかった。
AOLは長年率先して同性愛者にやさしい政策や慣行を促進してきており、同性パートナーを認め、その子供たちに普通の子供たちと同じ恩恵を与えているとゴーラム氏は述べた。(CNETJapan) |