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ミシガン州上院議員 シビルユニオンを‘倒錯'と差別発言
2005/11/06 14:04
(ミシガン州サギナウ)ミシガンのマイケル・J・ゴスチカ州上院議員は、同性愛者カップルを‘全くの倒錯(=とうさ・・・
社会的規範から外れた行動)'と呼び、同性愛者権利団体から謝罪を要求されている。
ミシガン州上院は、州最高裁が判決を下すまでは、同性愛者労働者のパートナーに対する健康保険を給付しないように、州政府を含む公的機関の職員に対して注意を促す提案を、先月6日に採択し、ブラント地区選出のゴスチカ議員も賛成票を投じている。
10月の第2週、自己の選挙区の有権者に宛てた電子メールの中で、ゴスチカ議員は、公的機関で仕事に就く同性愛者のパートナーに健康保険を与えないのは、神とキリスト教の原則を根本原則とするためだと書いた。
「どんな制度があろうとも、同性愛者カップルは家族を築くことはできないし、これからも決してできないだろう。」とゴスチカ議員は書き、「要は、同性愛者カップルなどという結びつきは決して適切なものではなく、言うなれば、全くの倒錯だ」と加えた。
電子メールを受け取った有権者−シグナウ・ヴァリー州立大学で働く はゴスチカ議員へ返信した電子メールの中で議員に対し、上院での提案に反対するよう警告し、‘反家族的で不公平'だと非難した。
「神が定めこととして、正しい家族、結婚というものは、一人の男性と一人の女性からのみつくられる。敬虔なキリスト教徒として、私はこの神の原則を根本的なものであると考えている」と同議員は4日火曜日、書いた。
ゴスチカ議員による手紙の内容は、中部ミシガンにある、同性愛者家族のためのサポート団体の代表を憤慨させた。
「‘全くの倒錯'という同性愛者グループへのゴスチカ議員の言葉は、大きな嫌悪に満ちている」と話すのは、ベイシティーの同性愛者家族サポート団体 ペアレンツ・フレンズ・アンド・ファミリーズ・オブ・レズビアンズ・アンド・ゲイズ代表ジェイ・クレーン氏だ。
「ゴスチカ議員の言葉は、社会的少数者や彼らを支援するグループに対するいやがらせなどを支持するものだと思っている。我々は、ゴスチカ議員に対し、我々の大切な人たちに対する差別発言をしたことについて、謝罪するよう求める」− 7 日金曜日発売のザ・シグナウ・ニューズの中で、クレーン氏はこのように語った。
これに対しゴスチカ議員は、謝罪要求をあしらった。
「部下には、多くはないが同性愛者もいる。聞かないが」と述べ、発言が個人を攻撃する意図によるものではないとしながらも、ゴスチカ議員は「彼ら(同性愛者)こそ、自分たちのライフスタイルと、不道徳な行動への寛容さを恥ずべきだ。同性愛者のライフスタイル、行い、全くの倒錯だ。不自然だ」と述べた。 |