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英国 ゲイ・カップルがダブルベッドの使用を拒否される
2005/11/13 06:11
( イギリス)デボン地方の有名ホテルが同性愛者であるという理由に、同性カップルのダブルルームの利用を拒否した。
デイビット・アラードとブライン・ヒューズ両氏は、パインロッジゲストハウスを予約したが、彼らは歓迎されなかった。
ホテルオーナーのパット・デイビーズ氏は、彼らが同性愛者だということに気づくとショックを受け、デイビーズ氏は「前もって同性愛者であることを告げるべきだ。そうすれば他のゲストにそのことを言うことができた。他のゲストを不快にさせる」と言い、彼女の夫も「男性二人にベッドを共有してほしくない。ここは私の家だ。」と述べたという。 インディペンデント紙に説明を求められると、デイビーズ氏は弁護士を通じて、「この件は適切な団体によって定められたガイドラインに沿って対処した。」と回答した。
先週、ブライトン議会は保険会社やホテルによる差別から同性愛者を保護する政府の人権平等法の修正に伴って時期尚早動議を行った。議会を通過する前の人権平等法は地方自治体や公的団体による同性愛嫌悪的な行動を禁止していたが、民間の製品やサービスには適用されていなかった。
「かつては ” 黒人お断り、アイルランド人お断り、犬お断り ” という看板があった。しかし ” 同性愛者お断り ” という看板を掲げることがいまだに合法なのはショックなことだ。我々は政府に対し、これらの問題を解決するため人権平等法を修正するよう訴えている。」
同性愛者の人権活動団体ストーンウォールのベン・サマースキル氏は語った。
「ホテルの同性愛者嫌い」とよばれる事態に対する同性カップルからの抗議の増加を受けて、英国政府観光庁は最近宿泊業者に対し指導を強化してきた。
「この新しい方針は、我々が性的指向に関わらず全てのゲストに対し、高いレベルのもてなしをしていることを示すことになるだろう。」と英国政府観光庁品質ゼネラルマネージャー、ステファン・ファラント氏は9月にそう語っている。
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