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アジア最大のゲイパーティーがタイで開催
2005/11/24 13:17
(プーケットシティ/タイ)アジアで最大のゲイイベントがプーケットで開催された。本来シンガポールを拠点としており同地で開催されるはずだったが、シンガポール政府からの禁止命令をうけて、プーケットでの開催となった。
オープニングパーティに出席したのは約2500人とシンガポールで開催されていたときの半分以下となっている。主催者は、この数字はシンガポールの巨大なコミュニティが参加しなかったためと見ている。しかしながらタイのゲイフレンドリーな雰囲気のおかげで外国からの参加者数は増えていると述べた。
ホテルなどの宿泊施設は何ヶ月も前から予約され、今回のシンガポールからプーケットへの開催地変更は津波被害の後のタイの観光業の再興に貢献している。地元の観光産業は、今回のフェスティバルが2000万ドルの経済効果をもたらすだろうと予測している。
3日間にわたる「Nation」パーティは9つの場所に分かれて開催され、アメリカ、タイ、オーストラリア、日本、マレーシア、シンガポール、ニュージーランド、そして香港からのアーティストとDJによるパフォーマンスが行われる。
毎年恒例になっているこのパーティーイベントは今年始めにシンガポール政府に歓迎されていない旨を通達され、開催を禁止された。4年間にわたる「Nation」パーティはアジア中の何千もの同性愛者をシンガポールへと呼び寄せていたが、今年初めシンガポール政府がHIV感染の広がりを助長する恐れがあるとして開催許可を拒否した。
一方、プーケット政府は開催をすぐさま、快く了承している。「私たちはすべての観光客に対して門戸を開いている。同性愛者の観光客も他の観光客と同じように扱われるべきだ。しかも同性愛者のグループはかなりの購買力を持っている。」プーケットのタイ観光局責任者スワライ・ピンプラダブ氏はそう語る。
>>NATIONホームページ(fridae) |