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オレゴン州 同性結婚を禁止する判決
2005/11/25 19:07
(オレゴン州サレム)今月4日、オレゴン州裁判所は、同州の同性結婚を禁止する判決を下した。
訴訟の審理は、今年9月から行われており、KGWテレビによるとマリオン郡のジョセフ・グィモンド判事が判決を下したと伝えている。
同性愛者カップル側弁護士は、グィモンド判事に対し、憲法修正案が複数の争点を含んでおり2004年の選挙で争われるべきでなかったことを理由に、今回の憲法修正案を破棄するよう求めていた。
オレゴン州における同性結婚をめぐる問題は、昨年、マルトノマ郡が同性愛者に対して結婚証明書の発行を始めたことに端を発する。
証明書の発行を始めて間もなく、マルトノマ郡は同性愛者に対する結婚証明書発行停止をするよう命ぜられたが、発行停止命令までにおよそ3,000 組のカップルへの結婚証明書発行が行われた。
4月、オレゴン州最高裁判所は「結婚証明書の発行は、郡の管轄権を越えている」としてマルトノマ郡が発行した結婚証明書を無効とした。
判決を受け、テッド・クロンゴスキ州知事は、シビル・ユニオン制度の下で同性愛者カップルに対して異性愛者カップルに与えられるのと同等の権利を認める法案を支持。法案は7月、民主党員が力を持つ下院を通過したものの、共和党員が力を持つ上院で通過見送りとなった。
カレン・ミニス上院議会議長は「法案は結婚修正案に反する」として、議会における法案に関する投票を拒否していた。 |