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ローマ法王庁、同性愛者の聖職禁止・文書を公表
2005/11/30 12:32
(ブリュッセル)バチカン市国からの報道によると、ローマ法王庁は29日、全世界のカトリック司教に対し、同性愛やその傾向のある神学生を聖職に就かせないよう指示した文書を公表した。文書はローマ法王ベネディクト16世が承認した。
最低3年間、同性愛から遠ざかった者は聖職に就く資格が与えられるとしている。既に聖職にある同性愛者は除外されるとみられる。
法王庁の指示を保守勢力は歓迎しているが、「差別を助長し神の教えに反する」といった反対意見も出ている。
2002年に米教会の聖職者らが児童への性的虐待を行った事件を契機に、法王庁が新方針を検討していた。
文書は公表前に外部に流出し、賛否両論の議論が噴出している。(日経新聞)
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