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ミニ・ポルノが大ヒットの予感?
2005/12/03 16:43
アップルコンピューター社は20日間で、オンラインストアから100万人がビデオファイルをダウンロードさせることに成功した。その傍ら、スーイサイド・ガールズ(SuicideGirls)というウェブサイトは裸のモデルのビデオファイルを無償で提供することによって、わずか一週間でアップル社と同じ記録を成し遂げた。
新しいビデオiPodや他の現在の技術革新をいち早く取り入れることと、最も成長の早い産業の一つとして挙げられているのが、ポルノ産業であるそうだ。
ポルノはデスクトップコンピューターの小さな画面からポケットサイズの電子機器、携帯電話、デジタル音楽プレーヤー、携帯ゲーム機などへ広がっていく。この現象はスーイサイド・ガールズといったオルタナ系ウェブサイトが後押ししただけでなく、今月にも各種携帯機器で映画が閲覧できるになると宣伝し始めたプレイボーイやペントハウスといった昔ながらの定番サイトも大きく関わっている。
そうすると当然すぐに、未成年が携帯電話を利用して不適切なモバイルコンテンツにアクセスするのを防止するため、携帯会社は映画産業でも導入されたようなレーティングシステム(観た分だけ基本料金に加算するシステム)で対応する。携帯電話・インターネット協会( Cellular Telecommunications & Internet Association )は先週、協会に登録している企業に対し、人々がインターネットからポルノを取り込むのを止められないにせよ、システムがしっかりと地に付くまでアダルト関連の画像やプログラムを提供しないことを合意するよう呼びかけている。
ヨーロッパにおけるアダルト産業の売上げは、携帯電話からダウンロードできるサービスのみですでに数百万円規模のビジネスになっている。日本ではアダルト映画会社がリリースした作品をソニー社のPlayStationで閲覧できるようになり、最新機種は今春デビュー予定とのこと。ボストンを拠点に置く調査会社、ヤンキーグループによれば、米国ではまだそこまで主流ではないが、携帯式のポルノ市場は2009年までに2億ドル近くまで成長すると言われている。
ウォールストリートの証券アナリストがプレイボーイ・エンタープライズ社の新しいニューメディア事業が上向きであると発言した後、社同の株は急上昇した。
インターネット・ポルノ産業のスペシャリストであるハーベイ・カプラン氏は、携帯電話やその他、携帯用コンピューター向けにポルノの売り込みを特化した、自身の保有する新会社「Xobile」の売り上げが急速かつ猛烈に躍進中であるという。
「アダルト関連のインターネット市場はここ2年間で再び活発化している。同じ市場で違った売り込み方を探し始めたが、これは論理的にも上手くいけるんじゃないかと思ってね。」と話している。
ポルノが氾濫するのを何とかして防がなければならない。ワイヤードセイフティ・ドット・オルグの代表であるパリー・アフタブ氏は、「子供たちがオンラインポルノから遠ざけるよう、親たちに組織が注意を呼びかけてきた。しかしデジタルポルノの流れは更に親たちを近づけてしまい、また彼等はそれに気がつかない。」と話す。
「子供が使うコンピューターを監視している親たちでさえ、ポルノを交換している携帯電話を我が子の手に渡してしまうバカ者もいた。」アフタビ氏は新しい法律ではなく、親に対する教育のあり方が一番の問題であると指摘する。
「もっと基本的な問題は、人々があのちまちまとした5センチ程度のビデオスクリーンでポルノを見たいかどうかという点かもしれない。」
国会図書館の元館長を務めていたラルフ・ウィティングトン氏は電話インタビューで、「ポルノの王様」と呼ばれる雑誌や、ビデオ、DVDのカタログコレクションが流行になるとは思えないと語った。
「誰も空港で座っている間にそれを見たいと思わないでしょ?まずどんな形で人気になるのが理解できない。」
それに対して考案者たちは携帯機器によって匿名性やプライバシーが守れることがセールスの重要なポイントだと反論している。
またセックス・コラムニストのレジーナ・リン氏はワイヤード・ドット・コムで、携帯電話やiPodがデスクトップコンピューターやノートパソコンで X-ratedのビデオクリップをダウンロードするのに飽きた人々にニッチ的な魅力があるかもしれないと述べている。
「これを聞いたとき、新しいと思った。考え方が変わったわ。多分ポルノ産業はすぐ機転を利かせて携帯機器をターゲットに売り込むと思うわ。」
アップル社のiPodよりも格好いい携帯機器は現在ない。起業家たちがそれに関連した製品、売れる商品を発明することに精を出しているが、もちろんそれは至難の業だ。
あるアダルトサイトの創設者が言うには、ビデオiPodが世界でビューした時と同じ時期に、サンノゼの現場で遭遇したアップル社会長のスティーブ・ジョブズ氏からpod関連のドメイン名を購入したという。当サイトは携帯デバイスにアダルト映画を提供しているが、主に男優が多く映し出されている。
先週、ゲイ・ポルノ・メディア会社のルーカス・エンターテインメント社は映画の試写版がiPodで閲覧できると告知したが、創立者、男優のマイケル・ルーカス氏はゲイコミュニティにおいて多数の人々に自分の会社を気付いてもらうには変化に対応することがキーポイントであると述べている。特にコミュニティー内でiPodは不動の人気である。
「新しいiPodを持っていないゲイの友達なんて周りにいない。ゲイの人たちはとりわけ最新技術に敏感だから。」と付け加えた。
アダルト産業のビジネスに向けられているあるひとつの質問はこれだ。機械製造会社や携帯電話会社が彼等の事業プランにどれだけ関与できるかということ。
ビビッド・エンターテインメント・グループ、チーフエグゼキュティブのスティーブン・ハースク氏は、「携帯ポルノは米国ではまだブレイクしていない。なぜなら携帯会社がアダルトコンテンツを見る者が成人なのかしっかりとした把握が出来ていないためだ。」と述べている。同氏はまたその状況が来年にも様変わりするであろうと述べた。
「僕は携帯電話会社が検閲官となると思えない。彼等はコンテンツ提供者として捉えると思うし、彼等が何故それに反するのかが分からない。」大物女優のジェナ・ジェームソン氏と名を連ねているハースク氏は語った。
またハースク氏は米国内のある携帯電話会社と有意義な話をしたと語ったが、それがどの会社かは名言を避けた。
米国大手携帯電話会社のスプリント・ネクステル社は人気テレビ番組の枠を超えて配信するプランは考えていないと話し、またバージン・モバイル・USA社も同様の回答でこれ以上のコメントは差し控えたいとした。
Xobile社の創立者であるカプラン氏は、携帯電話会社がポルノとして明らかなタイトルをビジネスとして受け持ちたくないとしているが、ウェブ対応の携帯機種は現在広く受け入れられているため、 Xobile は携帯電話会社と契約を結ぶ必要性がない。ビデオはインターネットを通じて直接消費者の下へ届く。
iTunesはサイト内でスーイサイド・ガールズ社のアダルトコンテンツ登録を拒んでいる。またアップル社はそれについてコメントは一切受け付けていない。
しかしながらスーイサイド・ガールズの「ポッドキャスト」(インターネット・ラジオ・ショー)は iTunes内で最も人気のあるダウンロードコンテンツである。ロジャー・イバートやリチャード・ローパーのムービー・トークショーのような映像コンテンツがポッドキャストを追い抜くことも、近い将来あるかもしれない。 |