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アナルセックスにおけるHIV感染リスクは大半が承知、だが実際はコンドームを使わない人が3割も
2005/12/07 12:04
(日本)日本エイズ学会の発表では、男性とセックスする男性(MSM)では、アナルセックスにおけるHIV感染リスクを大半の人が理解していたが、実際にはコンドームを使わない人が3割もいることが分かった。
「自分自身が感染する可能性」をどれだけ身近に感じられるかが課題なわけだが、HIV感染者の手記を読んだ経験のある人の方がリスクをより身近に感じることも明らかになり、アプローチ方法も浮かび上がった。ぷれしいす東京の生島嗣氏が12月1日、セッション「予防介入」で発表した。
生島氏らは、HIV感染のハイリスク群であるゲイ・バイセクシャルを対象に、HIV感染予防行動などを明らかにするためインターネットで調査を行った。調査は、5万人のゲイ・バイセクシャルが会員登録するwebサイトに協力を依頼し、重複回答ができない50問からなるアンケート調査を実施した。期間は、2005年1月31日から2月14日。
この間、MSMの422人から回答が寄せられた。年齢は30代が179人(42.4%)でもっとも多く、20代が146人(34.6%)で続いた。同性愛者は323人(76.5%)、両性愛者は92人(21.8%)。居住地は、首都圏が181人(42.9%)、ほかの政令指定都市が59人(14.0%)、それ以外の市町村が176人(41.7%)だった。過去のHIV抗体検査の受診経験者は43.8%。うち3.6%(15人)が感染者であると回答した。HIV陽性と回答した人は、地域的には関東が10人でもっとも多く、近畿が2人、北海道と東北、海外がそれぞれ1人だった。
調査では、HIV感染の可能性をどれだけ認識しているかを尋ねたが、コンドームなしのアナルセックスをされることについては8割前後が危険であると認識していた(n=404 、 HIV 陽性者を除く)。その一方で、過去半年のコンドーム使用を尋ねた質問では、コンドームなしのアナルセックスをされた205人のうち約3割が「使わなかった」と回答、「自分自身が感染する可能性」をどれだけ身近に感じられるかが課題であることが明らかになった。
調査ではHIV感染の情報への接触状況についても尋ねたが、「ゲイ雑誌でHIV陽性者の文章(手記など)を読む」が70%近くあり、HIV感染者の手記を読んだ経験がある人の方がリスクをより身近に感じることも明らかになった。HIV感染者の手記を読んだ経験がある人の方がHIV抗体検査を受けた経験が多いことも判明。「ゲイ雑誌でHIV陽性者の手記を読むこと」が予防行動につながる可能性が指摘された。(三和護、医療局編集委員)(MedWave )
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