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イスラエルの同性愛カップル婚姻の承認を法廷に求める
2005/04/01
(エルサレム)今月カナダで婚姻が成立した2組のイスラエル人同性愛カップルが、エルサレムの裁判所に婚姻の成立を認めるよう申し立てをした。
ヨシ・ベン=アリ(51)と配偶者ローン・ショメン(41)、ヨセフ・バー=レフ(38)と配偶者ヤロン・ラハヴ(28)は、政府による婚姻の承認却下は彼らの平等に扱われる権利と家庭生活を脅かし、また“同性愛嫌悪社会”の見地に基づいているとして、高等裁判所に文書で申し立てをした。
この2組のカップルは、3月11日にトロントで婚姻が成立した4組のイスラエル人同性愛カップルのうちの2組。彼らの婚姻証明書はカナダ外務省、在イスラエルカナダ大使館、在トロントイスラエル領事によって承認されたが、彼らがイスラエルに帰国した際、内務省は婚姻の登録を拒否。
ベン=アリは著名な衣装デザイナーで、ショメンはフランス文学をヘブライ語に直す翻訳家。2人の交際は1987年に始まる。バー=レフはフォークダンス教師で、ラハヴはジムトレーナー。この2人の交際は1998年に始まる。
「根底にあるのは平等だ。我々は他のどの市民に対しても平等であり、性的志向を理由に我々を差別する理由など全くない。」とベン=アリはコメントしている。
イスラエルの人権協会が2組のカップルを弁護している。弁護士ダン・ヤキルは「政府は海外で承認された婚姻を拒絶する際に宗教的考察を交えてはいけない」と主張している。
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