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共和党上院議員がカミングアウト
2005/04/16
(セントポール、ミネソタ州)ミネソタ州上院議員ポール・コーリングが水曜日に公にカミングアウトし、すでに仲間の共和党員たちの嘲笑に直面している。
先週、彼は同性婚の憲法改正案を強引に議員投票に持ち込もうとしたことに反対した全ての上院民主党員に賛成した唯一のミネソタ州の共和党員だった。
それ以来、第一期目を務める40歳の上院議員は、それ以前にも数週間に渡ってウェブサイトや州議事堂で疑惑が囁かれていたにも関わらず、彼のセクシュアリティに関する有権者からの増え続ける質問に直面している。
コーリングは、ブレイナード・ディスパッチ社とのインタビューの中で自分がゲイだということを告白した。
「私はいつも、自分の個人的な生活はあくまで個人的なもの、と考えていた」とコーリングは同社に話した。「私は、今まで誰かに嘘をついてきたとは思わない。私は誰をも騙したりはしていない。」
スター・トリビューン紙との別のインタビューでは、コーリングは家族、親しい友人や仲間にはすでにカミングアウト済みで、上院共和党員の彼の同僚たちは皆自分がゲイだと知っていると語った。
「私は、公にカミングアウトすると決めたことで、答えなければならない全ての質問に答えられるようになった。週末までにこの騒ぎを片付けて、給料を貰ってやっている仕事を再開したい」とコーリングは言う。
たとえ同性婚を禁止する憲法改正案に反対しているといえども、彼はその質問は有権者たちに委ねられるべきだ、と言う。今週の上院の投票は、共和党が上院の委員会の課程を省略しようとしているやり方への反対だった、と彼は言う。
コーリングはミネソタ州での選挙で選ばれた役員の中で公にカミングアウトした初めての共和党員であると思われている。
コーリングは2006年の選挙に再出馬する計画があると言うが、数人の共和党指導者は、彼は党の推薦を得られないかもしれない、と話す。それは、コーリングが民主党に乗り換えるかもしれないという憶測を呼んでいる。しかしながら、コーリングはまだ自分は穏健派の共和党員であると思っている。
1974年に全米で初めて公式に選挙で選ばれたゲイの役人の一人となったミネアポリスの民主党員である、元ミネソタ州上院議長のアラン・スピアーは、コーリングの新しい地位は物事の話し合われ方に微妙に影響を及ぼすだろうと話す。
「それは、上院共和党員団体の中に一人直面しないといけない人が出来たことを意味する。彼がそこに座っていることは、彼らが何を言うか、どのようにそれを言うかに影響を与える。それは異なる種類の原動力を生み出す。」とスピアーはスター・トリビューン紙に話した。
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