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同性愛の内容を含む絵本に抗議した親が逮捕される
2005/04/30 23:03
(マサチューセッツ州、ボストン)警察は、学校から離れるのを拒否した6歳の少年の父親を逮捕した。その父親はマサチューセッツ州レキシントンにあるその学校で、ゲイのキャラクターが登場する子供向けの絵本に抗議していた。
デヴィッド・パーカーは、自分の息子が学校から“Who’s in a Family(家族は誰で構成される?)”という絵本を持ち帰ったのを見つけ、激怒した。
ロバート・スカッチによって書かれ、ローラ・ニエンハスによってイラストが描かれたその絵本は、3歳から7歳までの子供を対象としている。その絵本は、片親・レズビアンやゲイの両親・異人種同士のカップルや祖父母・離婚した両親など、多様かつ多文化的な現代の家庭像を描いている。
その絵本は、“ゲイの両親”という、パーカーを怒らせる内容を含んでいた。彼は、学校の職員と衝突した。
パーカーは、州の最高裁判所で同性婚に好意的な裁定を下した4人の裁判官の追放を支持する団体“アーティクル・エイト・アライアンス”のメンバーである。彼は、その絵本を学校の図書館に置かないことと、計画されたものか自然発生的なものかに関わらず同性愛に関する話し合いに自分の息子を参加させないことを要求した。
教育長のビル・ハーレーは、その要求を両方とも拒否した。
パーカーが教育長との話し合いを離れるのを拒否した際、学校は警察を呼び、彼は住居侵入罪で告訴された。
今日の法廷で、パーカーは無罪を主張し、100ドルの保釈金で釈放され、学校の敷地に近づかないよう命ぜられた。
釈放後、彼は「同性愛について子供に教えるのは、教師ではなく親に任されるべきだ」と話した。
「同性婚を認める法律の影響で、人々はそれを幼い子供たちに教えなければならない事として扱っている。しかし、とりわけ親が“自分の子供に入ってくる同性愛に関する情報の番人になりたい”と思っている場合、教師がそれについて幼い子供たちに教えるべきではない」とパーカーは話す。
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