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高校での増悪犯罪はねつ造、警察が発表
2005/05/02 06:45
※憎悪犯罪:
人種的、政治的、イデオロギー的、文化的特質等の偏見による犯罪。
(カリフォルニア、ミルバレー)17歳の高校生は数年に渡るホモホビア(同性愛嫌悪)によるいじめは、虚偽であると告白した。
この学生は、停学の処分を受けており、告発される可能性もある。
タマルパイスユニオン高校でのいじめは、昨年の11月より、始まったとされる。
同高校のゲイ・ストレート同盟(Gay Straight Alliance)のリーダーであるその女子高生は、卵をぶつけられた、ロッカーと車を壊された上に落書きをされた、などと抗議をしていた。
2月には「死ねホモ」と12フィートの文字で学校の壁と教室にスプレーペイントされ、その教室の教師がレズビアンだったことから、彼女が実際のターゲットだったのでは、と思われていた。
警察はこのいじめを憎悪犯罪としていたが、いじめの背後にいる人物を見つけることは出来なかった。
警察発表の中で、ミルバレー警察署の警官ジェームス・ウィックハムは「捜査の段階で集められた証拠は、事件の被害者である当の学生が、現にその犯罪の犯人であることを示していた。」としている。
また、その学生は尋問のために出頭している、とも発表では述べられている。
「その人物自身の陳述が、以前に集められたいたずら電話と破損に関する証拠を具体的に示している。」
警察が捜査を行った昨年一年間、管轄の学校システムはホモフォビアに対抗するための積極的な運動を行って来た。
学校の教育長ボブ・ファーガソンは「この告白は学生全体の汚名を晴らすものだ。」としている。
「良いニュースとしては、我々が生徒のことを常に考えて来たことを実証しており、生徒が実直に受け止め、皆が恥じている。」とファーガソンはマリンインディペンデントジャーナルで語った。
「また、学生達はどうしてこの学校でこんなことが起こったか疑問に思っていた、しかし不幸にも一人のクラスメイトに辱められてしまった。」
この虚偽はコミュニティ全体に影響している。「タマルパイ高校だけでなくタマルパイスーミルバレーのコミュニティ全体が攻撃を受けていることである」とファーガソンは付け加えた。
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