News
全米市民自由連合、国内の同性愛者間結婚キャンペーン
2005/05/25 06:31
( ニューヨーク市 ) 異性カップルの家庭は法律で保護されているのに対して、同性カップルの家庭は保護されていない。それは不公平である、ということをアメリカ人に理解してもらうために、全米市民自由連合は、同性愛者間結婚キャンペーンに着手することを月曜日に発表した。
このキャンペーンは、マイケル・ミッチェルが主導するとみられる。彼はゲイとレズビアンの支持組織「ユタ州平等運動」の事務局長を歴任した後、全米市民自由連合に参加した。
全米市民自由連合の事務局長、アンソニー・D・ロメロはこう語った。
「私たちの憲法はすべての人々に基本的な公正を保障しています。しかし、互いに永久の誓いを立てているレズビアンやゲイのカップルは、結婚している夫婦と何ら変わることがないにもかかわらず、基本的な公正を保障されていません。州が法の改正を空転させている限り、同性カップルはいつまでたっても、法による保護を得ることができないでしょう。恋人の病室を訪れたり恋人の生命にかかわるような緊急時の医学上の決定をする機会を彼等から奪ったままにしておくことが、なぜいけないことであるかを知らしめることはとても重要なのです。自分たちの親が法律上他人とみなされていることが子供達をどんなに傷つけているでしょうか。」
この同性愛者間結婚キャンペーンの最終目標は、アメリカ人全員で話し合う意識を高めることにある。加えて、レズビアンやゲイのカップルと彼等の子供達が、法律上同じ家族であると認められないことで苦しんでいる、ということを多くの人に知ってもらうことが第一の重要点である。
他の公教育の努力においてこのキャンペーンは、結婚制度や他の家庭を保護する意味から同性愛者の人々を排除しようとしている憲法修正と戦う、地方のキャンペーンへの支援を表明している。
「私がユタ州での最近の憲法修正への異議申し立てで学んだひとつのことは、多くの人がこのキャンペーンの持つ本当の意味を、真の家庭がもたらす真のアメリカ人への意義を現実の物として理解していないということでした。アメリカ政府がゲイの家族に対しとっている政策により発生している秩序のなさを、アメリカ国民が知る機会を与えられたとしたら、ただちに彼等の態度は変化することでしょう。私は、私がユタ州で学んだことを国中の同胞に是非見せて行動を起こして欲しいと切望しています。そして、アメリカの一般市民と正直な会話を始めて欲しいと思っています。」とマイケル・ミッチェルは語った。
マイケル・ミッチェルは2001年から「ユタ州平等運動」の事務局長に就いた。当時彼は「ユタ州反同性愛者間結婚運動」を打破するキャンペーンの監査の補佐にあたった。彼はまた、平等運動財団と州全体のLGBT支持組織の一員でもある。「ユタ州平等運動」に参加する以前、彼はドナルド・ダンの議会選挙運動の主席顧問をしていた。ドナルド・ダンはゲイとレスビアンのアメリカ・ミュージック・アワードの事務局長に歴任していた。
全米市民自由連合レスビアンとゲイの権利プロジェクトの指導官、マット・コールは語った。
「我々は今、同性愛者の市民権獲得の、まさにその真っ只中にいます。我々がいくつかの重要な難関突破を果たしてきた間に、反対派は今までになかったような更なる反撃を目論んでいます。マイケルの熱意とリーダーシップと共に反対派と戦う時がやってきました。これは、全ての家庭にとって基本的な公正の問題であるということをアメリカに知らしめようではありませんか。」
|