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トム・クルーズが「サウスパーク」の再放送を阻止?
2006/04/05 14:22
(ニューヨーク)常に社会問題を作り出し続けている、米国発人気アニメ、「サウスパーク」が新興宗教団体「サイエントロジー」をネタにしたことで、大論争に発展した。原因は作者のマット・ストーン氏とトレイ・パーカー氏があるエピソードで、米国の著名人やトム・クルーズ等が支持している宗教をからかったこと。インターネットのリポートによれば、もし放映されることになればクルーズ氏と徹底交戦状態になると判断し、予定していた放送を急遽取り止めることになった。
また、ハリウッド・インタラプテッド・ドットコムのブロガーによれば、もし感情を害するエピソードを再放送すれば、映画「ミッション・インポッシブル3」の宣伝広告を米大手レンタルビデオショップ、ブロックバスターで行わないとクルーズ氏に脅されたという。「サウスパーク」を放送しているコメディセントラルは米ヴァイアコム社(パラマウント系)によって運営されているが、これを受け同映画の宣伝を取りやめた。
しかしクルーズ氏の代理人である、アーノルド・ロビンソン氏はAP通信に対し、「ハリウッドの名俳優がそんな要求をするはずがない。間違いだらけ。そんなこと、彼は言っていない。」と述べた。
一方、同日パラマウント社はAP通信の問い合わせに応じなかった。
問題のエピソードは「 Trapped in the Closet (対訳:クローゼットの罠) 」 というタイトルで、昨年11月に初めて放送された。また同タイトルは同性愛がテーマになっており、もう一人のサイエントロジー信者として知られるジョン・トラボルタ氏が、クルーズ氏をゲイであることをカミングアウトさせるストーリー。
論争は今週初めにもう一人のサイエントロジー信者であるアイザック・ヘイズ氏とも発生した。同氏は「サウスパーク」のシェフ役の声優を担当しているが、これが原因でシェフ役を降板する事態も起きている。アイザック・ヘイズ氏は「番組内の宗教風刺は不寛容と偏見そのもので、これ以上耐えられない」とコメント。
ストーン氏とパーカー氏は宗教的に不寛容なことや、偏見を助長したつもりは全くないと述べている。両氏はAP通信に対し、「ヘイズ氏はサイエントロジーという信条を持ちながら完璧に仕事をこなしていたし、給料面でも全く問題無かった。クリスチャンでさえ笑わせていたのに。」
コメディセントラルの代表は、論争を巻き起こした問題のエピソードを取り止め、ヘイズ氏(シェフ役)のために新たにエピソードを2本追加することを決定。
「今回の事態を受け、僕たちはこのエピソード2作品の放送でシェフに敬意を表したい。シェフは人気のキャラクターだったからね!」とサウスパークの責任者は話している。
米国では現在そのエピソード2本が放送中。シェフへの敬意とは?シェフの行方は?ブラックユーモアに満ちた笑いと壮絶な結末にショックを受けること間違いなし。 |