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米政府 同性愛者の実態を徹底調査
2006/01/03 18:12
(ワシントン)過去十年間で自らを同性愛者であるとカミングアウトする人が増えているが、新しい調査結果で、その数は予想をはるかに下回っていることが明らかになった。
調査は、全米健康に関する統計センター(NCHS)によって、政府疾病コントロールセンターのHIVやSTD(性行為感染症) への対策プログラムの目的として行われた。
しかし、このデータはすでに時代遅れとなっている可能性がある。研究は、2002年に行われた広範囲に及ぶ調査での情報に基づいているためとNCHSは話す。
調査は15-44歳の男女12,571人を対象に、個別インタビュー形式で行われた。「自分はヘテロセクシュアル(異性愛)・ホモセクシュアル(同性愛)・バイセクシュアル(両性愛)・その他 のどれに属すると思いますか?」との質問に対し、18-44歳の男性の90%が「ヘテロセクシュアル」、2.3%が「ホモセクシュアル」、1.8%が「バイセクシュアル」、3.9%が「その他」と答えた(1.8%は無回答)。
回答した男性の数は、1992年にNCHSによって行われた同様の調査より、若干多くなっている。
今回の調査によって、特に10代後半から20代の女性に、バイセクシュアルの経験があるか、または「少なくとも同性愛経験がある」と答えるのが適当だと感じる女性がより多いことが明らかになっている。
また自身を同性愛者、またはバイセクシュアルであるとする男女の数が増えている一方で、同性愛者であると思われる人の割合は10%に満たない。
人権擁護活動にあたるカミング・アウト・プロジェクトの代表マーク・シールズ氏は、「調査は、10年前に比べて、より多くの人々が自分の生活についてオープンに話したがるようになっていることを示すものだ」と話す。
「同性愛を経験する人が増えたということよりも、むしろ、社会の抑圧や恥の意識といったものがなくなりつつあるのにつれて、ありのままを語れるレベルが上がったことを示すものだろう。さまざまなセクシュアリティーの人がいて、社会的抑圧があるために、自身のセクシュアリティーを語ることに心地の悪さを感じる人がまだ存在することを考えると、今回の調査で出た数字は、今後上昇し続けると考えている」とシールズ氏は語っている。
シールズ氏は、昨年人権委員会(HRC)がLGBTコミュニティーに対して行った調査を挙げ、大部分のLGBTが両親、親友、兄弟に対してカミングアウトしている一方で、上司に対してカミングアウトをしている人は半数以下、教会でのカミングアウトをしている人は16%、近所の人に対して行っている人が3%、主治医に対しては3%にとどまっていることを指摘する。
健康問題に関しては、NCHSが発表した調査結果によると、同性愛性行為の経験のある男性のうち29%が昨年HIV検査を受けており、これに対して同性愛性行為の経験のない男性で検査を受けた人は14%にとどまった。
同性との性的行為経験のない男性で、STI(性関連感染症)の治療を受けた人の割合が7%だったのに対し、同性との性的行為経験のある男性で、HIV以外のSTIの治療を受けた人は17%。
同性との性的行為の経験のある男性のうち、一番最近の性行為においてコンドームを使用した人の割合は91%、同性との性的行為の経験のない男性では36%だった。
過去1年間で、少なくとも1人の性的行為におけるパートナーがいた15-44歳までの男性では、一番最近の性行為におけるコンドーム使用率は39%。これらの男性のうち、未婚男性のコンドーム使用率は65%、既婚男性では24%となった。
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