ニュース
ゲイである元夫から子を誘拐した女に対する訴訟
2006/05/30 00:09
(マイアミ)ゲイである元夫が子どもに悪影響を及ぼすと信じ、11歳になる息子を誘拐して国外に逃げていた女が、監護権侵害により有罪となった。
およそ1時間の陪審は、カレン・マクドナルド被告が「監護権は元夫が有し、元妻は子どもに近付いてはならない」とする裁判所の決定を無視したと判断した。マクドナルド被告に対する判決は来月にも下される予定で、最高で6年の懲役刑が科される可能性がある。
マクドナルド被告は、容疑について全面的に認めている。マクドナルド被告を担当するデヴィッド・ボゲンシュッツ弁護士は「マクドナルド氏は、離婚直前に同性愛者であることをカムアウトした夫が、息子のセクシュアリティに影響を及ぼすことを懸念したために誘拐・逃亡という行動に及んだ。彼女の行動は、裁判所による命令で困難な状況に陥った中で、わが子を心配した親の行動に過ぎない」と述べ、マクドナルド被告の犯行が正当化されるものであると主張。
マクドナルド被告は、2001年、フォート・ローダデール・スクールから当時11歳だった息子を誘拐し、コスタリカに逃亡。被告と息子は同国に4年間滞在したが、2002年6月、コスタリカ発アメリカ行の飛行機から降りたところを、ヒューストンにある合衆国税関で逮捕された。
少年は現在16歳で、父親とコロラド州で生活している。
マクドナルド被告の証言によると、被告と元夫は1988年に結婚。翌年妊娠、1997年に離婚した。離婚直前、元夫は、同性愛者であること、同性パートナーがいることをカムアウトした。プライバシー保護のため、被告元夫、そのパートナー、少年の名前は公表されていない。
マクドナルド被告と元夫は離婚に際し、少年の監護権を争った。マクドナルド被告が少年を引き取るのは不可能だと判断した精神科医の証言などが考慮され、裁判所は、元夫のみに監護権を認め、被告に対して、少年と一切の接触をとらないよう命じた。
マクドナルド被告は今回の裁判の中で、元夫とそのパートナーを性的逸脱者と証言。元夫のパートナーが、少年の臀部(でんぶ)を触るなどしたとして非難し、少年の監護権を主張した。
被告の証言に対し、少年は、父親とそのパートナーによる不適切な行動は一切ないとした上で、母親から、父親とそのパートナーから性的いたずらをされたと嘘の証言をするよう強要されたことを明らかにした。 |