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ロンドン市長、同性愛嫌悪的ないじめ根絶の先頭に
2006/08/02 04:09
(イギリス/ロンドン)ロンドン市長ケン・リヴィングストン氏と人権活動団体「Stonewall」は、学校での同性愛嫌悪的ないじめをなくすためのDVDを共同でプロデュースした。
「Spell it out!」と名づけられたそのDVDは学校での同性愛嫌悪的ないじめに対して、教師たちがどのように対処し、どのように減らしていくかついてガイダンスする内容となっている。
そのDVDの発売にあたり、リヴィングストン市長は次のように述べている。
「私は、教師やロンドンの同性愛市民と共に、私たちの学校における同性愛嫌悪的ないじめをなくす運動をしていくことを公約として掲げてきた。この「Spellitout キャンペーン」は、多くの人にこの問題について知ってもらう重要なステップだ。児童・生徒たちは、自身が認識しているかどうかは関係なく、性的指向によりいじめにあうようなことがあってはならない。多くの教師たちの努力にも関わらず、同性愛嫌悪的ないじめの根絶には、まだまだ長い道のりが待っている。子供たちは、そんないじめを経験することなしに、自らの学習を完了できる環境にあるべきなのだ。しかし、多くの若者たちが、そのようないじめにより、自らの将来と可能性を得る機会を逃している。多くの暴力的かつ不愉快な差別の顕著な例があるが、一方で私たちの前には侮辱的に「gay」という言葉を用いるような、低レベルな偏見・差別をなくすために、しなければいけないことがたくさんある。私はこのキャンペーンが同性愛嫌悪的ないじめをなくし、ロンドンの学校をより安全で、すべての人にとって快適なものにするために、ロンドンの学校関係者たちを勇気付けていけるものだと願っている。」
今回の教育に対するキャンペーンの背景には、シビルパートナーシップ制度が施行された後も、同性愛に対する偏見が根強く残っているという現実があると考えられる。先月もイギリスのBBCRadio 1の人気DJ クリス・モイル氏が、番組中に「Gay」という言葉を侮辱的に使ったとして、批判されるという出来事があったばかりだ。
その後同じBBCのウェブサイトでは、学校における同性愛嫌悪に関する取り組みをニュースとして掲載している。 「幼い子供たちが同性愛嫌悪について学ぶ。−小学生たちはその意味も理解しないまま、同性愛嫌悪的な侮蔑を言葉として使っている。それは大人になってからの偏見・差別につながると教育者は警告するー」と題されたそのニュースによると、ロンドンの小学生の81%が、「Gay」という言葉を使用するとき、それが誰かを攻撃する、またはだれかをからかって楽しむときに使うと認識しているという。今回の記事で、児童の同性愛嫌悪的発言の危険性を指摘している教育者マーク・ジェネット氏は、「彼らが成長し、Gayという言葉が同性愛を意味するということがわかったときには、すでに悪いことだと認識してしまっているのだ。」と、学校内で使われる同性愛嫌悪的な言葉を根絶する意味を訴えている。また、そのことは、すべての児童たちにとって、安全かつ快適な学校を提供することにつながると同氏は述べている。 |