ニュース
ニュージャージー知事 シビルユニオン法に署名
2006/12/25 17:09
(アメリカ/ニュージャージー)ニュージャージー州知事は、同性カップルに結婚に関するすべての権利と責任を与える州法に署名した。しかしそれは「結婚」とは呼ばれない。
同法は1月19日より施行され、ニュージャージーはシビルユニオンを認めた全米3番目の州、そしてさまざまな形で同性カップルの結婚を認めた5番目の州となる。
同様にシビルユニオンを認めているのはコネチカットとヴァーモントの2州。マサチューセッツは同性結婚を認めており、カリフォルニアはすべての結婚の権利を持つドメスティックパートナー制度を施行している。
「私たちは多くの同性カップルたちが、家族として認められ、この州に住むすべての家族と同様の権利と利益を受ける資格があることを認めなければならない。」ジョン・S・コージン知事は署名にあたり、そう述べた。
シビルユニオン法は、州最高裁判所の「同性カップルにも既婚異性カップルと同じ権利を認めるべき」との判決を受け、12月14日に議会を通過した。10月に出された判決では、議会に同性同士のリレーションシップを「結婚」とよぶか、他の呼び名にするかを議論する時間として、6ヶ月を与えていた。
同性カップルの多くはこの新法を歓迎しているが、「結婚」と呼ばないことに対して、結婚とは違う、もしくは劣った形態をつくり出しているとの声もある。調印式に出席した同性カップルの中にすら、今回の法に関して、微妙な感情を抱いている人たちがいた。彼らは次のように語っている。
「これは前進だ。しかし本当の平等ではない。」
シビルユニオン法は、同性カップルに養子縁組、遺産相続、パートナーを見舞うこと、医学上の意思決定権、そして州裁判所においてパートナーにとって不利な証言をしない権利を認めている。
しかしながら、同性カップルたちは合衆国法上は既婚カップルと同じ権利を与えられていない。なぜなら、1996年に結婚は男性と女性間のものと規定されたからだ。たとえば、同性パートナーは、病気のパートナーの社会保障を受け取ることができない。
保守派グループや議員たちの何人かは、「同性間の関係が「結婚」とほぼ同じになっている」と今回の法律の制定に反対して生きたが、非常にスムーズに新法は成立した。
「これは、名称こそ違うが、同性結婚だ」
ニュージャージー結婚を維持・堅守する同盟の代表、ジョン・トミック氏は述べる。
「この新法は我々の基本的な価値観を根こそぎにしてしまう。有権者の投票によって、結婚が一人の男性と女性の間に結ばれるべきものだということを決定すべきだ。」
トミック氏は同性結婚反対派は、それがなんと呼ばれようと、同性間のパートナーシップを禁止する憲法修正を求めていくことになるだろうと述べているが、今回の法成立をリードした民主党議員は、そのような修正を求める計画はないとしている。 |