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イスラエルの宗教過激派、今年もパレードに反対
2007/06/11 17:37
(エルサレム)昨年、エルサレムでのゲイ・プライドとその関連イベントに対し、1週間にもおよぶ暴動を起こしたユダヤ教超正統派が、今年のゲイ・プライドについても、開催が許可されれば抗議行動を起こすかまえであることを明らかにした。先月29日、365Gay.comが伝えた。
先月第4週、地区隊長イアン・フランコ氏は、今月21日のエルサレム市でのゲイ・プライド開催に対し、暫定的許可を与えると明らかにした。フランコ地区隊長によると、正式な開催許可は、「当局の情報と(または)、手元に集められた情報に基づき、開催場所や準備について、適用の必要な制限も考慮しつつ」、改めて下される。
ユダヤ教超正統派のOded Shmueli師は、イスラエル政府に対し、同性愛は「邪悪」であるとして、ゲイ・プライド開催を認めないよう警告。
Shmueli師は、ラジオ番組の中で、「邪悪な素質を持った人間が、それを表現する必要があるだろうか?彼らは、少なくとも、恥じるべきである。なぜ表現するのか?殺人を犯す者、銀行強盗に押し入る者でも、恥を恐れている。私たちは、彼らに、銀行へ盗みに入るように、強姦や殺人や、そういうことをするように言うべきだろうか?」と呼びかけ、ユダヤ教超正統派が、イスラエルの極右政党「ユダヤ国民戦線」と、ゲイ・プライド開催に反対するため、同盟関係を結んだと加えた。
Shmueli師は、ゲイ・プライド妨害の計画として、ユダヤ教超正統派信者で道路を封鎖することや、同性愛関連のビジネス、ゲイ・プライド当日に開放される場所などをターゲットに襲撃を加えることを検討していると話している。
ゲイ・プライドのスポンサーで、イスラエルのLGBTコミュニティ・センター「オープン・ハウス」のノア・サタトさんは、反同性愛派の強硬な姿勢こそ、ゲイ・プライドの必要性を示すもの、と話している。
昨年、エルサレムでのゲイ・プライドに対し、ユダヤ教超正統派は激しい抗議を行った。(関連記事)
2005年のゲイ・プライドの際は、1,000人以上のユダヤ教超正統派信者らが、尿の入ったビンや糞便の入った袋をパレード参加者に投げつけたり、刃物で斬りつけるなどした。昨年1月、イスラエルの裁判所は、これらを行ったユダヤ教超正統派信者らに対し有罪判決を下し、信者のひとりイシャイ・シェリセル被告は現在服役中。(関連記事)
ユダヤ教超正統派は、現在、イスラエルで勢力を拡大しており、イスラエルがユダヤ教超正統派国家になるのではと懸念する声もあがっている。(翻訳・編集 山下梓) |