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バーブラ・ストライサンド、ローマでのコンサートをキャンセル
2007/06/12 20:22
(アメリカ)アメリカ人シンガーで女優、映画プロデュースなどもこなすバーブラ・ストライサンドさんが、今月ローマで行う予定だったコンサートをキャンセルした。イタリアの消費者団体が、コンサートのチケット代を「法外に高い」として抗議を行っていた。先月29日、AP通信が伝えた。
主催者側は、コンサートの中止は抗議とは無関係であり、製作の遅れが原因と主張している。ストライサンドさんは、今月15日、ローマのオリンピック・スタジアム(2万4,000人収容)で、ヨーロッパ・ツアー最初のコンサートを行う予定だった。ストライサンドさんにとって、イタリアでの初めてのコンサートになるはずだった。
イタリアでのコンサートの主催者であるツアー・プロモーターのマイケル・コールさんは、ウェブサイト上の声明の中で、「想定外の製作の遅れが生じてしまいました。ローマの(ストライサンドさんの)ファンのみなさんに深くお詫び申し上げます」と述べた上で、チケット購入者に対しては代金を返還すること、ローマ・コンサートの代わりに、別のヨーロッパ会場でのコンサートのチケットを提供することを明らかにした。
先月第4週、消費者団体「Codacons」と「Adusbef」は、200〜1,200ドル(およそ2万4,000〜15万円相当、5月31日現在)というチケット代を、「法外で、恥ずべき」ものだとして、当局に対し、ストライサンドさんのスタジアム使用を認めないよう求めていた。
消費者団体は、コンサート会場となる予定だったオリンピック・スタジアムについて、「公共の財産で、不道徳なことで使用するのは認められず、文明化された国にとっては恥ずべきこと」と話した。
ストライサンドさんは、ローマの代わりに、6月18日にスイスのチューリッヒでツアーのキックオフ・コンサートを行うと、自身のウェブサイトで発表した。
ストライサンドさんが行った2006年の全米ツアーは、そのチケット代が、昨年度北アメリカで販売された全コンサート・チケットの1枚当たりの代金のランキングの2位に。コンサート全体での売り上げは9,250万ドル(およそ110億円相当、5月31日現在)で、チケット1枚あたりの平均金額は298ドル(およそ3万6,000円)。ちなみに、ランキングの1位はローリング・ストーンズのツアー。
チューリッヒでのコンサート後、ストライサンドさんは数ヶ月をかけてオーストリア、フランス、アイルランド、イギリスなどをまわる。(翻訳・編集 山下梓)
◆バーブラ・ストライサンド・・・10代の頃にナイトクラブで歌手としてデビュー。1960年、マンハッタンにあるゲイバーで演じたことにより、歌手として成功をおさめた。政治的にも同性愛者を支援しているため、ゲイコミュニティから強く支持されている。 |