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アジア太平洋地域のHIV感染率、無知により増加−国連が報告
2007/06/18 08:06
(プノンペン)850万人はいると見られているアジア太平洋地域のHIV感染者のうち、90%以上が、自分が感染していることを知らずに生活していると、4日、国連が報告した。同日、365Gay.comが伝えた。
ユニセフ、国連エイズ合同計画(UNAIDS)、世界保健機関(WHO)は、カンボジアの首都プノンペンで開かれたエイズ・カンファレンスで、共同報告を行った。
共同声明では、「(アジア太平洋地域では)自分の感染を知っている人が少なく、そのため、新たな感染防止や、HIV陽性者の治療のための取り組みが、非常に難しくなってきている」と、厳しい現状が報告された。
国連の3機関は、アジア太平洋地域の各国政府に対し、HIV/AIDS教育と医療の拡充を求めた。
WHO西太平洋地域事務局長の尾身茂さんは、HIV感染の有無の自覚は、人権の問題であると話している。
アジアは、サハラ砂漠以南のアフリカに次いで、HIV感染者数が多い。南および東南アジアでは、2004年以降、HIV感染者数が15%増加。北アフリカ、中東では、12%。中南米、北アメリカでは大きな変動はない。
ユニセフ、UNAIDS、WHOは、カンボジア、中国、インド、ネパール、パキスタン、ベトナム、タイでの男性同性間の感染が拡大しているものの、各国政府は、エイズ対策プログラムの中で同性間セックスによる感染の問題に触れていないと指摘している。
報告によると、HIVに感染している子どもの数も急速な増加傾向にある。
アジア太平洋地域では、現在、推定6万4,000人の子どもたちがHIVとともに暮らしている。これらの子どもたちは治療を必要としているが、満足な治療を受けているのは5人に1人だけ。(翻訳・編集 山下梓) |