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ホロコーストの犠牲となった同性愛者追悼モニュメント、建設開始
2007/06/19 01:55
(ベルリン)第二次世界大戦中のナチスによるホロコーストの犠牲となったゲイやレズビアンを追悼するモニュメントの建設が、計画からおよそ4年遅れで、今年中にも開始されることになった。4日、ドイツ政府がモニュメントの最終案を承認した。同日、365Gay.comが伝えた。
政府の委員会は、マイケル・エルムグリーンさん(デンマーク生まれ)とインガル・ドラッグセットさん(ノルウェー生まれ)によるモニュメントのデザイン案を、昨年には承認していたものの、詳細については議論を続けていた。
モニュメントは、コンクリートの厚板で、窓がひとつとりつけられる。窓からは、その内部をのぞくことができるが、中では、ゲイ男性どうし、レズビアンどうしがキスをしている映像が映し出される。
今年終わりには完成予定で、総工費はおよそ80万ドル(およそ9700万円相当、7日現在)。モニュメントは、ティアガルテン公園内の、同じくホロコーストの犠牲となった600万人のユダヤ人の記念碑近くに建てられる予定。
ナチスにより殺害された同性愛者の正確な数は不明。アドフル・ヒトラーは、当時、同性愛がドイツ民族を脅かす倒錯であるとし、5万人の同性愛者に有罪を宣告した。1万〜1万5,000人のゲイ男性が収容所に送られたと見られ、生き残った人はほとんどいないと言われる。
ナチス政権下で定められた同性愛を違法とする法律は、1969年まで旧西ドイツに残っていた。
2002年、ドイツ政府は、ナチス政権下で犠牲となった同性愛者に対し、公式に謝罪を表明している。
ホロコーストの犠牲となった同性愛者を追悼するモニュメントは、サンフランシスコにもある。(翻訳・編集 山下梓) |