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モスクワ・プライド主催者に有罪判決
2007/06/22 06:19
(モスクワ)モスクワの裁判所は9日、モスクワ・プライド主催者のひとり、ニコライ・アレクセイェフ氏に対し、違法デモの実施と警官への抵抗を理由に有罪判決を下した。同日、365Gay.comが伝えた。
アレクセイェフ氏には、1000ルーブル(約4,700円相当、6月15日現在)の罰金が言い渡された。
判決が言い渡される前、アレクセイェフ氏は一連の手続きを「茶番」と呼び、抵抗の意味を込めて法廷から出た。
また、アレクセイェフ氏は、被告側の弁論を聴くことを拒否したとして裁判官を非難。罰金の支払いを拒否する姿勢を明らかにした。アレクセイェフ氏の他に、モスクワ・プライド関係者ニコライ・カラモフ氏も罰金支払いを命じられた。
アレクセイェフ、カラモフ両氏は、上訴する見通し。
先月27日に行われたパレードでは、およそ20名のパレード参加者が逮捕された。うち2人は欧州議会議員で、イギリス人同性愛権利活動家ピーター・タチェル氏なども含まれていた。(関連記事)
およそ100人が、ユーリ・ルシコフ・モスクワ市長によるパレード開催禁止決定を無視する形でパレードを強行。
しかし、パレード参加者を待ち受けていたのは、極右の民族主義グループ、ロシア正教信者、好戦的な青年たち。
モスクワ・プライド反対派らは、警察がLGBT権利活動家らを逮捕しに入るまで、パレード参加者に対して卵を投げつけるなどして、小競り合いを起こした。
反対派のある女性はタチェル氏に対して、水の入ったビンを投げつけ、軍の作業服を着た若い男は頭を殴りつけた。
各国のLGBTコミュニティからは、ロシア警察当局に対し、パレード参加者を襲った反対派グループを止めるなどしなかったとして、非難の声が上がっている。
トランスセクシュアルでイタリア国会議員ウラジミール・ルクサリアさんは、一時的に拘束された。釈放後、「(警察により)守られているという感じはなかった」と話した。
モスクワの裁判所は4月、プライド・パレードを「邪悪」だと発言したルシコフ・モスクワ市長に対してLGBT権利団体が起こしていた名誉毀損の裁判について、棄却する決定を下した。(関連記事)
裁判所は、棄却理由について、ルシコフ市長にLGBTの人びとを扇動的もしくは意図的に中傷する意図があったかどうかを、原告側が十分に証明できなかったと説明。
1月、ルシコフ市長は、ロシア正教指導者らとの会談を前に、ゲイ・プライドについて、「邪悪」であると発言。同性婚やシビル・ユニオンにもふれ、「欧州には、同性婚を認め、学校で性教育を行っている国々がある。これらは、子どもへの大きな道徳的毒である」と述べ、その模様はモスクワのテレビで放送された。
これに対し、モスクワ・プライド主催者らは、ルシコフ市長の発言がLGBTの人びとへの中傷にあたるとして、裁判を起こしていた。
昨年、ルシコフ市長は、安全上の問題を理由にパレード開催を不許可とした。
開催不許可決定にもかかわらずLGBT権利活動家らを中心にパレードを強行。およそ120人が拘束された。(関連記事)(翻訳・編集 山下梓) |