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レゲエ・アーティストら ホモフォビックな歌を歌わないことに同意
2007/07/03 21:07
(ロンドン)レゲエ音楽から反同性愛的歌詞をなくすようLGBT団体がレゲエのトップ・ミュージシャンらと3年にわたり行っていた交渉が、ミュージシャンらが要求を受けいれて、先月13日終了した。同日、365Gay.comが伝えた。
ホモフォビック(同性愛嫌悪的)な歌詞の歌をうたうことを止め、ゲイやレズビアンに対する暴力に反対するとの合意書にサインをしたのは、ビーニー・マン(Beenie Man)、シズラ(Sizzla)、ケイプルトン(Capleton)ら、レゲエ界の有名アーティスト。交渉にあたっていたのはストップ・マーダー・ミュージック(Stop Murder Music、拠点ロンドン)。
ストップ・マーダー・ミュージックとアメリカのLGBT権利団体はこれまで、同性愛者に対する暴力を奨励する歌詞を含む歌をうたっているレゲエ・アーティストのコンサートを中止させるなどの活動を行ってきた。
ジャマイカなまりをつけて歌われるビーニー・マンのヒット曲「Bad Man Chi Chi Man」(Bad Man Queer Man)には、リスナーに対し、同性愛者を殺すように説く歌詞が含まれている。
シャズラの歌詞には、「ホモを殺せ、俺の銃がとどろく」、「ブーン、ブーン ホモは殺害されなければならない」、「俺は武器を持ってホモを撃ちに行く」などのフレーズがある。
レゲエ・アーティストによる反同性愛的な歌詞は、イギリスやジャマイカなどで、同性愛者に対する暴力を助長してきた。(関連記事)
先月第3週、ビーニー・マン、シズラ、ケイプルトンは、ストップ・マーダー・ミュージックとの「レゲエ特別配慮規定」(Reggae Compassionate Act)に署名した。
3アーティストは、同規定に従い、「すべての人の、宗教、性的指向、人種、民族またはジェンダーを理由とした差別をされることなく生きる権利を尊重および支持」し、「音楽界として、人種差別、暴力、性差別、ホモフォビアを含む憎悪や偏見を一切認めない」他、「あらゆるコミュニティのいかなる人に対しても、憎悪や暴力を奨励するようなメッセージを含む曲を演奏しないことに同意」した。
ストップ・マーダー・ミュージックの呼びかけ人でイギリス人LGBT権利活動家のピーター・タチェルさんは、「(3人のレゲエ)歌手がホモフォビアや性差別を拒絶するのは重要なできごと。私たちは、彼らの偏見のない音楽への新たな貢献を喜んでいます」と話した。
ストップ・マーダー・ミュージックは、今後も、「レゲエ特別配慮規定」が守られるかどうかの監視や、今回の3人以外のレゲエ・アーティストに対する差別的歌詞の根絶を訴えて活動を続けるという。(翻訳・編集 山下梓) |