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ロッシェ・ホールディング社の抗HIV薬リコール
2007/07/03 20:30
(チューリッヒ)欧州医薬品庁が、ロッシェ・ホールディング社(本社スイス)の抗HIV薬「Viracept」を回収している。汚染の可能性があるため。先月7日、AP通信が伝えた。
欧州医薬品庁のマイケル・ハーヴェイ報道官は、「製造段階での汚染の可能性が認められたため、Viraceptが各患者の手元に届かないよう、リコールの手続きを行った」と話し、HIV治療のためにViraceptを使用している欧州の患者に対し、薬品を主治医に返すとともに代わりの治療をうけるよう呼びかけた。
ロッシェ社によると、ファイザー社が販売を行っているアメリカや、カナダ、日本でのViraceptの使用については、このリコールによる影響はない。
ロッシェ社は、Viracept服用者から「薬から変なにおいがする」との報告が6件あったことから、製品の薬物分析を行った。
同社は、「報告のあった製品の詳細な薬物分析により、通常より多いメタンスルホン酸エチルエステルが含まれていることが分かった」と話している。
ロッシェ社は声明の中で、「欧州医薬品庁とスイス当局の協力を得て、ヨーロッパとその他の国々におけるViraceptの回収を進めている」ことを明らかにした。このリコールによる同社の損益はほぼゼロと見られている。(翻訳・編集 山下梓) |