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モスクワ市長5期目へ再任 抗議のLGBTグループメンバー逮捕
2007/07/09 22:53
(モスクワ)先月27日、モスクワのユーリ・ルシコフ市長が、モスクワ市議会(議席数35)の賛成32票、反対3票で、再任された。ルシコフ市長については、人権尊重の姿勢がまったく見られないとして、5期目に再任されたことについて人権団体から懸念の声が上がっている。同日、365Gay.comが伝えた。
欧州連合(EU)のモスクワ・オフィス前では、ルシコフ氏の再選に反対する約20人のLGBT権利活動家らが、LGBTの権利に反対するルシコフ市長への旅券停止を行うようEUに求める抗議行動を行い、警察が一掃。2人が逮捕された。
5期目に再任されたルシコフ氏は、15年にわたりモスクワ市長を務める。ウラジミール・プーチン首相も、ルシコフ氏の再任を歓迎。
ロシアのLGBT権利活動家らは、過去2年間、モスクワ市でのLGBTプライド・パレードの開催をめぐり、市長と対立している。
5月、市の開催不許可決定にもかかわらずモスクワ・プライドを強行した約100人のうち約20人が、警察当局により拘束された。パレードには、モスクワ・プライド主催者のひとりでロシア人LGBT権利活動家のニコライ・アレクセイェフ氏、イギリス人LGBT権利活動家のピーター・タチェル氏、欧州議会議員らも参加していた。
パレード参加者は公園に集合。約100人を待ち受けていたのは、極右の民族主義者、ロシア正教会信者、好戦的な青年たちだった。
モスクワ・プライド反対派らは、警官がLGBT権利活動家らを逮捕しに入るまで、パレード参加者に対して卵を投げつけるなどして小競り合いを起こした。(関連記事)
一昨年のパレードでは、警官隊がパレードを止めに入った。
アレクセイェフ氏は、モスクワ市によるパレード開催禁止決定は違法だとして提訴。先日、ロシア最高裁が訴えを棄却し、ロシア国内では敗訴が確定した。しかし、同氏は現在、欧州人権裁判所に提訴するための手続きを進めている。
モスクワの裁判所は4月、プライド・パレードを「邪悪」と発言したルシコフ市長に対して、LGBT権利団体が名誉毀損で起こした訴訟について、棄却する決定を下した。(関連記事)
1月、ルシコフ市長は、ロシア正教指導者との会合を前に、ゲイ・プライドについて、「邪悪」であると発言。同性婚やシビル・ユニオンにもふれ、「欧州には、同性婚を認め、学校で性教育を行っている国々がある。これらは、子どもへの大きな道徳的毒である」と述べ、その模様はモスクワのテレビで放送された。(翻訳・編集 山下梓) |