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ポーランドのLGBT ドイツ、イギリスに亡命か
2007/07/11 06:45
(ロンドン)LGBT権利活動家らによると、ポーランドのLGBTの人びとが、同国政府がLGBTコミュニティに対する弾圧を強める中、亡命を始めている。先月20日、365Gay.comが伝えた。
ポーランド反ホモフォビア協会のロバート・ビードロンさんによると、数千人のLGBTの人びとが、荷物をまとめ、ドイツやイギリスに発ったという。
ロバート・ビードロンさんはデイリー・メール紙に対し、「信じられない。ポーランドのゲイコミュニティは、恐怖と迫害の雰囲気のために、(ポーランドを)離れ始めています。政治的状況により、私の知っている人たちの大部分は今、イギリスにいます。経済的理由によってではなく、ここで現在起こっている同性愛者に対する弾圧のためです」と話した。
「たくさんの同性愛者が、イギリスへの亡命のために助けを求めて、私たちの協会に連絡をとっています」(ビードロンさん)
先月初め、5,000人以上が首都ワルシャワで行われたLGBTプライド・パレードに参加。多くの参加者が「ストップ・ホモフォビア」と書かれた旗を振った。
ワルシャワ・プライドは、今年、初めて法的支持を得て実現。欧州人権裁判所は、レフ・カチンスキ大統領がワルシャワ市長だった2005年、パレード開催を禁止したことを、違法であり差別的との判決を下している。カチンスキ大統領は、ワルシャワ市長時代、2004〜2006年に提出されたパレード開催申請を不許可とした。
2005年のパレードでは、右派の青年らがパレード参加者に対し卵を投げつけた。警察当局が介入したものの、パレード反対派の抗議行動参加者は警官の数をはるかに上回り、事態の沈静化に手間取った。
昨年、ポーランド検察庁は、レグニツァ、ヴロツワフ、ワルブリヒ、オポーレ、イェレニャ・グーラの検察局に対し、同性愛者と見られる人たちにかんする捜査を、小児性愛にかんする不特定の申し立てとして捜査することを命じる文書を発行している。
ビードロンさんがデイリー・メール紙に語ったところによると、ポーランド政府は、2年前にプライド・パレードが中止されたことに憤慨したとされる男性が爆弾による脅迫を行ったとして、同性愛者らの名前と住所などの情報収集を行った。欧州連合法に抵触する行為。
同政府はまた、教育現場における「同性愛の助長」を違法とする法案の可決・成立を目指している。(関連記事)
法案が可決・成立すれば、ポーランド国内の学校やその他学術機関で行われた、すべての同性愛にかんする発言が監視されることになる。また、LGBT関連団体は、学校での活動を禁止され、同性愛者であることが明らかになった教師は解雇される。
保健省は、同性愛を「治療」する方法を調査する特別委員会を設置したとも伝えられている。(翻訳・編集 山下梓) |