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ハンガリー 閣僚がカムアウト
2007/07/23 23:07
(ブダペスト)ハンガリーのガボール・セテイ首相府次官(38)が、同国の閣僚としては初めて、ゲイであることをカムアウトした。6日、365Gay.comが伝えた。
セテイ氏はハンガリー社会党所属。今月5〜8日に開催されたLGBT映画祭のオープニング・スピーチで、「私の名前はガボール・セテイです。ハンガリー共和国政府の首相府次官を務めています。私は、神と愛と自由、そして平等を信じています。私はハンガリー人であり、ヨーロッパ人です。私は経済学者であり、人事を担当する者です。私はパートナーであり、友人であり、そして時に反対者でもあります。そして、私はゲイです」と述べた。
ブダペストでのLGBT映画祭は、ゲイ・プライド週間にあわせて開催されたもの。
セテイ次官は、自分のカミングアウトが、ハンガリーに住む同性愛者を勇気付けることになれば、と話している。
セテイ氏は、同性愛者であることを公表しているハンガリーの政治家としては2人目。1人目は、昨年カムアウトした与党・自由民主同盟のクラーラ・ウンガー氏。
映画祭オープニングには、ジョルチャーニ・フィレンツ首相(ハンガリー社会党)の夫人ドブレフ・クラーラ氏や、コーカ・ヤーノシュ経済相、フォドル・ガーボル環境相など4人の閣僚、自由民主同盟の政治家らも出席した。
セテイ次官のカムアウトは、ジョルチャーニ・フィレンツ政権の連立相手である自由民主同盟に、同性婚実現の圧力を加えるものと見られている。
ジョルチャーニ・フィレンツ首相はセテイ氏のカムアウトについて、自身のブログで「意義深いことで、この(LGBTの)問題に取り組み、賢明で責任ある対話を始めることを可能にした」と評価するとともに、同性婚実現に向け、民法改正案を準備する意向を明らかにした。しかし、社会党内では、同性婚について意見が二分している。
自由民主同盟の法案は、婚姻関係にある異性カップルに認められている相続・養子縁組などの、すべての権利・義務を、同性カップルに認める内容。しかし「結婚」は認めておらず、イギリスなどのシビル・パートナーシップ法に近い。
ハンガリー民主フォーラムや、キリスト教民主国民党などの野党は、法案に反対している。(翻訳・編集 山下梓) |