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「レゲエ特別配慮規定」署名のレゲエ・アーティスト 署名の事実を否定
2007/08/17 23:41
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| 写真:ビーニー・マンの署名の入った「レゲエ特別配慮規定」 |
ホモフォビックな歌を歌わないと約束する内容の「レゲエ特別配慮規定」に署名したレゲエ・アーティストのうち、ブッシュ・バントンとビーニー・マンが、署名した事実を、ジャマイカで否定していることが分かった。2日、ガーディアン紙(電子版)の論説ページ「comment is free」で、イギリス人LGBT権利活動家のピーター・タチェルさんが明らかにした。
6月、レゲエ界の有名アーティストのビーニー・マン、シズラ、ケイプルトンらは、ホモフォビック(同性愛嫌悪的)な歌詞の歌をうたうことを止め、ゲイやレズビアンに対する暴力に反対するとの合意書「レゲエ特別配慮規定」(Reggae Compassionate Act)に署名した。(関連記事)
「レゲエ特別配慮規定」を作成し、レゲエ・アーティストの同性愛嫌悪的歌詞に反対する運動を展開してきたのはストップ・マーダー・ミュージック(拠点ロンドン)。ストップ・マーダー・ミュージックには、ヨーロッパ、北米、カリブ海の12カ国以上から、60を超えるLGBT団体が参加。タチェルさんは、ストップ・マーダー・ミュージックの呼びかけ人。
ストップ・マーダー・ミュージックは、ブラック・ゲイ・メンズ・アドバイザリー・グループ(拠点ロンドン)、ジャマイカのLGBT権利団体J-FLAGなどと協力し、「レゲエ特別配慮規定」へのレゲエ・アーティストの署名を実現した。
レゲエ・アーティストによる反同性愛的な歌詞は、イギリスやジャマイカなどで、同性愛者に対する暴力を助長してきた。(関連記事)
「レゲエ特別配慮規定」に署名したブッシュ・バントンとビーニー・マンが、署名の事実を否定したことについて、タチェルさんは「comment is free」上で、「否定するなんてナンセンス。彼らは、規定に署名している。レゲエ・アーティストらは、ステージ・ネームではなく、本名で署名しており、これらの署名により規定は力を持っている」と話している。
タチェルさんは、「レゲエ特別配慮規定」への署名について、ジャマイカやその他カリブ海諸国のファンの間で同性愛嫌悪的バックラッシュが起こり、「2人のシンガー(ブッシュ・バントンとビーニー・マン)は、圧力に屈服してしまった」とみている。
ブラウン氏は、先月第4週、ブジュ・バントンとビーニー・マン関係者が、2人に対し、署名の事実とその有効性を確認したという。
タチェルさんは、「署名の事実より大切なのは、アーティストが、ホモフォビアは間違ったことだという認識のもとに署名したかどうか」とし、「(ホモフォビックな歌詞を含む歌の問題は)表現の自由の問題ではない」と話している。
エレファント・マン、T.O.K、バウンティ・キラー、ヴァイブス・カーテルら、同性愛者への暴力を奨励する歌詞を含む歌をうたう他の大物レゲエ・アーティストは、「レゲエ特別配慮規定」に未署名。
タチェルさんは、「彼らは、レズビアンやゲイ男性の殺害を奨励する歌を公の場でうたっており、ジャマイカでもイギリスでも違法。殺人の扇動に対し、法律の適用が必要」と話している。(翻訳・編集 山下梓) |