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シンガポール当局 LGBT権利シンポジウムを開催禁止に
2007/08/22 16:35
(シンガポール)シンガポール当局は3日、7日に行われる予定だった「国際法における性的指向〜アジアの実例」と題されたシンポジウムの開催を禁じた。シンガポール当局による同様のLGBTの権利関連イベント開催禁止は、7月最終週から8月第1週にかけての1週間で2度目。3日、ガーディアン紙(電子版)が伝えた。
シンポジウムの主催者アレックス・アウさんによると、7日のシンポジウムでは、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学のダグラス・サンダース名誉教授が講演する予定だった。サンダース氏はゲイであることを公にした法学者として知られ、タイのチュラロンコン大学、マヒドン大学でも教えている。
シンガポール内務省によると、当局は3日、シンポジウムの開催を禁止するとともに、サンダース氏のビザ申請を却下した。
同省は声明を発表し、「法律は、我々社会の価値観を表現し、反映したもの。シンガポールにおける同性愛にかんする法律など、国内法についての議論は遠慮されるべき。(中略)外国人は、干渉を遠慮すべきである」と述べている。
これに対しアウさんは、サンダース氏には、内務省が懸念するような意図はまったくないという。
「サンダース教授は、シンガポールで、国際的な傾向についての講義を行う予定でした。彼はシンガポール法の専門家ではありませんし、シンガポールについて話そうという意図もありません」(アウさん)
シンガポール当局は7月最終週、アウさんらが企画した、ゲイ男性同士、レズビアン女性同士のキスを写した写真の展覧会について、「同性愛のライフスタイルを助長するもので、受けいれられない」として、開催を禁じた。
当局による2度のLGBT関連イベントの禁止は、シンガポールで同性間セックスが法的に許されるべきかどうかの議論に火をつけている。今年4月、同国初代首相で建国の父と呼ばれるリー・クアンユー顧問相は、同性間性行為を違法とする法律を廃止すべきと発言している。(関連記事)
シンガポール法では、同性間性行為は違法で、最大2年の禁固刑が科される。当局はLGBT関連イベントを禁止したり同性愛をテーマにした映画の検閲を行っているが、同性間性行為禁止規定違反者への刑の執行はほとんど行われていない。(翻訳・編集 山下梓) |